いつもご覧いただきましてありがとうございます。
今もずば抜けて面白い🤣次女ちゃん。
あなたたちがいるおかげで、毎日が楽しいってこと忘れられないよ。
3月はなんだか長いような短いような変な感じです。休校10日目を迎えた今日は東日本大震災があったあの日。
毎年この記事を書くことで命の意味や尊さ、ありがたみなど生きているという実感を改めて感じる日になっています。
あの日、どこで何をしていましたか？
忘れられない日の始まりでした。
里帰り出産のため実家である仙台に長女と帰省していました。
この日は金曜日で、いつもなら実母の書道の日でしたが、なんだかソワソワするとのことで書道はお休みしておうちでゆっくり過ごしていました。
いつものようにこたつで横になり、お昼寝をしていた時のこと。
なかなかおさまらない揺れに、戸惑いました。
起き上がるのにやっとのお腹でしたが、この時ばかりは靴下のまま庭へ駆け出しながらしばらく悲鳴を上げていたそうです。(記憶はありませんが2歳の長女が教えてくれました)2011年3月11日(金)あの日は39週に入った日でした。
一旦おさまるけれど、また揺れるの繰り返しで不安がこみあげ、落ち着かない日の始まりでした。
実父は仕事に行っていましたが、すぐに帰ってきてくれてみんな無事でした。
埼玉にいた旦那さんは、職場から歩いて帰宅したそうです。
計画停電は経験していませんが、
電気もガスも水道もない暮らしを3日間過ごし、
3日後に電気が復旧し、
次女が退院した日に水道が復旧し、
4月12日にガスが復旧しました。
本人は全く知らない東日本大震災。
3月9日の検診で週末にも出てきそうだと言われたあなた。
その二日後に地震がきて、
下がっていたお腹はどこへやら。
ライフラインが全部ストップしてしまったから不安に感じだんだろうか。
生まれそうだった次女は、引っ込んでしまいました。
予定日は3月18日でしたが、生まれてこず。
24日の夕方から入院して翌朝帝王切開の準備をすることになりました。
予想外のことでとても悲しみました。
なぜなら別の病院で出産した友人が帝王切開をして、その後縫合した際に化膿して大変ない痛みと症状に陥ったことを聞いていたから怖くて仕方がありませんでした。
その日の夜中に、痛み逃しができないほどの痛みでナースコールを呼びました。
なんか、お腹が痛くて我慢できません
看護師さんが
島田さん、もう赤ちゃん出てきてる〜
ってなことで、
帝王切開で恐れていた私の心が通じたかのように次女は突然でてきちゃったのです。
陣痛時間？
2時間くらいかな？(すごい適当に言われた記憶あり)
いきむことなく自分のペースで出てきた次女ちゃん。
長女ちゃんの時は20時間に及ぶ陣痛時間だったから相当な安産でした。
里帰り出産のために帰省して、
大震災を経て急にお姉ちゃんになった長女ちゃんは怖くて辛いことばかりではなかったようで、今でもあの日のことを思い出しながら話してくれます。
✴︎初めてチョコレートたべたんだよね
✴︎初めてカップラーメンってのを食べたんだよね
✴︎じじとたみちゃん(実母)とママとみんなで寝たんだよね
✴︎アイスも食べたね
✴︎山の湧き水を、ジジやパバと汲みにいったら近所のおじちゃんやおばちゃんにおやつもらったんだよ
✴︎買い物に行く途中、自衛隊の人に抱っこしてもらったりたかい高いしてもらったよね
✴︎スーパーで5時間並んでる時、めんこいね(可愛いのこと)ってばっかり言ってたよね
怖かったけどママを守らなきゃって思ってたからママが病院に入院してから少し怖くなったんだよーって何年か前に教えてくれました。
辛いことも悲しいこともあったけど、
美味しくて楽しかったこともあったんです。
休校で学校に行きたくてもいけない状況を受け入れるのは未だに簡単ではないけど、忘れられない日の始まりとなったあの日よりも電気も水道もガスもあって、当たり前の日常を過ごせることに感謝したいと思いました。
これからこの新型コロナがどのようになるかはわからないけど、病気にならないために元気に楽しく過ごしていきたいと改めて思いました。
あれから9年。今では休日のお昼ご飯を作ってくれたり進んで食器の後片付けを手伝ってくれます。
あなたたちがいるおかげで、毎日が楽しいってこと忘れられないよ。
これからも元気に楽しく生きて行こうね。
どうぞ宜しくね。
最後にさらなる復興支援としてチカラを注いでいくことを祈って。
2011年3月11日(金)14時46分。
最後までお読みくださりありがとうございました。
おうちごはん研究家
しまだ はるみ