じぶん呼吸セラピーコーチ 山脇節紀です
♪_あめあめ ふれふれ かあさんが
じゃのめで おむかい うれしいな
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン_♪
作詞：北原白秋 作曲：中山晋平
1925年（大正14）に発表された童謡です
なんともウキウキ楽しい曲です
確かに こどもの頃は雨の日も
長靴のまま水たまりをジャブジャブ歩いたり
キャッキャとはしゃいだ記憶
水たまりに落ちる雨を眺めながら
波紋が広がっていく様子が面白かったし
傘や雨合羽を鳴らす
雨の音も楽しかった
大人になるに連れて
雨を言い訳に出不精になって
でも
それはそれで
いつも外に向かっている意識を
うちに向かわせる好機だから
悪いことでもないかな とも思います
昨年映画にもなった
『日日是好日』を読みました
この中に
それでも重い腰を上げて
ようやく稽古場に行った日のこと
木造の一軒家の全てをかき消すような
大きな雨音に包まれながら
室内にいながらの
外の雨の様子が詳細に描写されています
（以下、引用）
きっと、黒い瓦屋根は白く煙っている。
雨樋を、濁流のような水が走り、飛び散っている。
庭木の青葉の全てが、豪雨の中で暴れている。
・・・（中略）
屋根から流れ落ちた雨が、だだだだと軒を打つ。
大きな水たまりが、一面、
ウロコのように騒ぎ立っている。
川のようになったアスファルトの路面を、
ザァーッとはね上げて車が走り去った。
雨粒の一粒一粒まで、聞こえる気がした。
音楽を聴いて、ベースドラム、ティンパニ、
マリンバ、マラカス……と楽器のお音色が
それぞれわかるみたいだった。
それに、彼方の群衆のような雨音が幾重にも重なって
盛大な雨の音を構成していた。
こんなふうに一心に雨を聴いたことはなかった。
私は「耳」そのものになった。
（引用、ここまで）
主人公典子は このあと
一瞬耳が詰まったような感覚になって
突如 だだっ広い場所に
一人でいるような感覚に陥ります
自分をさえぎるものは何もない
とてつもない自由を感じます
雨の日は 雨を聴く
雪の日は 雪を見る
夏には 暑さを
冬には 身の切れるような寒さを味わう
…どんな日も その日を思う存分味わう
「日日是好日」のタイトルにつながる章でした
雨ふりに
ピチピチチャプチャプ
水たまりと遊ぶのも好きだったけど
ひとり家のなかで
雨音を聴くのも好きなこどもでした
自由を感じたかったのかもしれないと
いま ふと思いました
***
今日はまた
風がピューピュー強いですね
窓を開けて 首をすくめてすぐ閉めました
朝んぽ 行こうと思ったけど 今日は中止
家の中にいて
風を聴いて過ごしたいと思います
5/3(金)イリスライブin大倉山（横濱）
〜雨上がる。のちの《虹》をみる日。
日時:５月３日(祝)14:00〜16:00
場所:横浜市大倉山記念館ホール
オンライン受付は4/22(月)まで
privateレッスンの日程 少なめですが
５月まで受け付けています
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