こんにちは
じぶん呼吸セラピーコーチ 山脇節紀です
つくづく 頭って
考えるのが好きですよね
放っておいたら
ずーっと考えています
そして「考え」は
ひと所にいることがなくて
あっちこっちに飛び回ります
頭の中に並んでる
色んなやるべきことリスト
どれもこれも 大切だから
どれもこれも 氣になります
でも 頭は
一度にいくつもの考えごとはできません
一度に考えるのは一つだけ
一つ考え終わってから 次のこと
その為に
頭の中のリストを一旦外に出して並べて
優先順位を決めること
目に見える化 するのに
紙に書いてみます
紙に書いて
順番決めて
一つ一つ考えます
一つ考えてる間は
他のことは後回しにして大丈夫
と じぶんに言い聞かせて考えます
一人で考えていて
煮詰まるようであれば
誰かに話してみます
この二人と話していたら
今 考えなくてもいいこと がわかって
今 が楽しくなりました
今 を楽しむ為に
今 を楽しむことだけ を考える
今 を楽しむ為に
今 にいることだけ を考えます
こんなことのあった週の土曜日は
を翻訳された大賀英史先生の講座
和菓子によるマインドフル食事法
に参加していました
大賀英史先生のご専門は脳神経科学
マインドフルネスの実践が
脳神経にどう影響を与えて
身体と心はどう変化するのか
様々な研究成果も踏まえた
興味深いお話がたくさん聴けました
前後編 ２回に分けて開催された講座
前編初日に伺ったお話で
最も強烈で 印象的だったのが
〝エア除夜の鐘〟
マインドフルネス瞑想では
鐘を招くのがお決まりですが
いつでも何処でも鐘を招けるわけではなく
憚られる場所では どうしたらいいか…
例えば の提案
大晦日 紅白歌合戦も終わって
蛍の光を歌ったら ゆく年くる年
そして 除夜の鐘
あの 鐘が鳴り響く場面を
イメージでつくるんです
鐘がつかれて
ゴーーーーーンと鳴って
その音が だんだん小さくなって
小さくなって 消えていく音
その余韻を最後まで
耳の奥で聴きます
実際の耳には聞こえていなくても
わたしたちの脳は再現できます
脳は いま目の前に起きていないことも
考えることが できます
いつもは邪魔に思う
その脳の特性を 逆手に取った方法です
鐘の音を耳の奥で再現している間
脳は他の考えごとをしません
脳が休みます すると
心はしずまります
この〝エア除夜の鐘〟を聴き終えたあと
食事をすると 大食い早食いはできない
結果…
大きなお腹が凹んで
健康診断の数値もよくなって
人間関係ストレスも軽減された方
の 実際のお話も伺いました
これは 大賀先生が提唱される
味わう食べ方〈四つのお稽古〉のひとつ
耳で〝食べる〟
ふたつめは 鼻で〝食べる〟
香りを味わってからいただく
みっつめは 口で〝食べる〟
いろいろな食感をよく味わっていただく
よっつめは 心で〝食べる〟
味わおう という心でいただく
このお稽古を一週間続けたら
お昼ごはんの量が半分になった と
今回の受講生の方にもいらっしゃって
大賀先生自身が驚かれていましたが
簡単だけど
効果てきめん のようですよ
わたしは
食事の時だけでなく
歩くとき 家事をしているときに
エア除夜の鐘 やってみました
わたしに起きたこと…
体の動きが 一瞬止まります
スッと背筋が伸びます
肚が落ちます
呼吸が落ち着きます
全身の感覚が
研ぎ澄まされるように感じます
動きがスローになります
生活の中のふとした瞬間に
エア除夜の鐘 を上手に取り入れると
いつでも何処でも
マインドフルネスになれそうです
講座の中での実践でいただいたのは
《銀座あけぼの》さんの「姫栗もなか」
上品な甘さの小豆あんと
はじめて美味しいと思った大手亡豆の白あん
素材と製造に
とことんこだわって作られたお菓子を
大賀先生が淹れて下さったお茶と一緒に
味わう食べ方 でいただきました
美味しかったです
ごちそうさまでした
マインドフルネスは
仏教を発祥としていますが
巡り巡って いま 日本で盛んなのは
米国経由マインドフルネスという声もあります
ティク・ナット・ハン禅師の指導も受けた
科学的なエビデンス（証拠）に基づいて
医療現場で展開させたことの影響もあって
グーグルやフェイスブック インテルなど
世界中の大企業が社員研修として取り入れて
いたことから 日本で火がつきました
米国経由のマインドフルネスは
仏教的要素が排除されています
宗教色を取り除かれたものだったから
西洋で受け入れられたと言われていますが
仏教の智慧が生活の中に深く浸透している
日本においては 実は既に
マインドフルネスの概念が
古くから根付いているように感じます
それは
言葉の中にも表れています
例えば
念には念を入れる
氣をつけて行ってらっしゃい
どちらも
〝今ここ〟のじぶんに氣づいていること
という意味ではないでしょうか
いま一度
日本に古くから根付いていて忘れていた
〝氣づき〟のマインドフルネスを
掘り起こして
思い出すことができれば
カタカナ英語のマインドフルネスではない
わたしたち日本人の生活によりフィットした
わたしたち日本人本来の
幸せに生きる智慧を
再び使えるようになる
かもしれません
わたしたち日本人の心が
本来知っている幸せに生きる智慧
掘り起こして思い出して
再び使えるようにする為の実践
じぶん呼吸セラピー
どうぞご利用ください
■ひだまりのおうち
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