久しぶりの更新です。
昨日、施設の方へも約1ヶ月ぶりに行ってきました。

自分の事で忙しかったのも事実ですが、何となく気が向かず、遠のいていた足。
でも、そろそろ陽気も良くなって来たし、夏用パジャマや下着買って届けなきゃね。


午前中は私が耳鼻科受診だった為、午後にでも…と考えていた所へ、部活へ出掛ける前の長女からラインあり。

先ほど義母の妹2人から電話が来て、半袖のパジャマと下着が無いから持ってきてー!と言われたそうだ。


あら(・_・;
義母に会いに来てくれてたんだ。


確かにこの時期、長袖シャツに長袖パジャマでは暑苦しいわよねぇ。
気が利かない嫁だと思われたかしら?タイミング悪いわぁ汗


耳鼻科が終わり、帰り道にパジャマと下着を買い込み、義母の施設へと向かった。


久しぶりに見る義母。
なぜか横向きに寝ながら手はベッドの柵を掴んでいる。

反対側へ回り、義母に話しかけてみた。



「ばーちゃん!私、だーれだ?」
「……………(-_-)」
「ねーねー、ほら!〇〇の嫁だよ~」
「……………(-_-)」
「じゃあさ、ばーちゃんの孫は?ほら~!」
「……………(-_-)」



気持ちがいいほどのフルシカト



結局、話が分かった…というか反応があったのは、私が嫁に来る時の話。
嫁さん、どんな人だっぺ?いつ来るのかな?ってずっと待ってただよぉ。。


力なく、しゃがれ声でポツリポツリと話す義母の顔は、嬉しそうに微笑み、一瞬だけ涙ぐんだ。


しかし、満足そうにそれだけ話すと、また何を話しかけても微かに頷くか、全く反応なし。

反応する時と、しない時と、波があるのだ。




しばらくすると、いつも様子を見てくれてる職員さんが来た。
最近の様子を話してくれる。

どうやら、とても食が細いらしい。
きざみ食にお粥、汁物が喉を通らない。
少しでも口の中に、例えば野菜の繊維とか残ってしまうと、ペッ!と出してしまうらしい。

高カロリーのゼリーのような甘い流動食?だと良く食べるそうだが、そればかりと言うわけには行かない。

あんなにプクプクと肥満体だった義母の身体はすっかり小さくなり、寝たきりになった足は、萎びたミカンの皮のようだ。



「ばあちゃん!また来るからね?何か食べたいものなぁい?プリンとかゼリーとか」


力なく、首を振る義母。
なんも要らないから、ただ寝かせてくれ、とでも言っているようだ。




お腹が空いたら食べたいと思う、欲。
誰かと話したいという、欲。
少しでも長く生きたいと願う、欲。




人は、欲がなくなると、こうも変わってしまうのか。







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