本日、義母の内科受診日。
いつも通り病院へ連れて行ったあと、私がデイへ送り届けます。

しかし、今日はいつもと違う点が。

病院、変わりました病院
いえ、勇気を出して変えました。


今まで通院していたTクリニックの先生に事情を話し、書いて頂いた紹介状を握りしめ、やってきましたE医院。

なぜ病院を変えたかと言うと、E医院は、昨年申し込んだ特養Kホーム(本命)と同じ敷地内に併設されている病院です。
もちろんKホームの主治医はE医院の院長。

特養入所への近道と行った所でしょうかにやり


さて、このE医院。
本日初めて訪れましたが、受付の方も丁寧に対応して下さり、患者さんも個人病院にしては結構な数の方が待っていらっしゃいます。

時折、奥の診察室から先生と思われる方の威勢の良い声が聞こえて来ましたが、若い先生だからかな、と別段気にもしていませんでした。

椅子に腰掛け、待つこと1時間ほど。
名前を呼ばれ、中に入って行きます。

看護師さんに促され、義母が椅子へ腰掛けました。
若いと思ってたら、意外と中年の先生。
50代後半ぐらい、かな。

一通り紹介状に目を通した先生。
徐にこちらへ身体を向け、口を開きました。


先生「で?俺んトコきて何して欲しいの?」
私「…え、あ…はい。実は認知症がだいぶ進んで来ていまして……Kホームさんへ入所申込みもしたので、ぜひ先生に診て頂きたいと…」


なんだかとてもフレンドリーと言うか上から目線と言うか口が悪いと言うか。
いきなりの口調に少々ビビリながらも受け答えをする私。

徘徊が始まっているので、そろそろ入所を考えている、という話をしました。


先生「申し込んだの、いつ頃?」
私「えっと…昨年の暮れです」
先生「えっ?まだ1ヶ月前?なんだよー、だったら早く申し込まなきゃダメだよ~!」
私「す、すみません…あの、でも徘徊したのは12月の初めで、しかも今までそんな事は一度もなかったもので…あせる


すっかりビビって小さくなった私。
しかし、それから先生は口は悪いけど、色々な話をして下さいました。

家では自分で鍵を開けられない義母。
施錠して徘徊は防げるかもしれないが、火事や震災が起きた場合どうするの?
もし逃げ遅れちゃったら、あんた後悔するでしょ?って。

確かに。
いつも義父が家に居るとは限らない。


「俺もさぁ~色々あったんだよ。
施設では中から簡単に出られないようにはなってるけど、やっぱりたま~に出ちゃう人が居てさ。

こっちでお預かりしてるのに、そこら辺フラフラ歩いて車に跳ねられちゃったらどうしようとか……もう、居ないって聞くと気が気じゃないわけよ」


確かにそうだ。
いくら田舎とは言え、少し下に降りていくと片側二車線の車通りの激しい道路は目の前にある。

暗闇の中、お年寄りがフラフラ出歩いていたら…
間違いなく無事では帰って来られない。

だから認知症患者を預かるのは難しい、って言われるのかと思い、うなだれる私に先生は言いました。


「よしっ!じゃあもう、どう@&〆$¥%*☆¥〒@#」

「……え??えっ…?」

「だからな、自分で見られなくなって、もうどうしようもない、ってなったら俺に泣き付いて来いって言ったんだよ。まぁ、すぐにって訳には行かないけど、なんとか繋いでやるから」


意外な一言に固まる私。

最初は怖いと思ったけど、なんか、もしかして実は良い奴なんじゃないの、この先生音譜←失礼



……という会話を義母の目の前でしておりましたが。
当のご本人、全くもって何の話なんだか一ミリも理解していないご様子。。

その方が都合は良いですがね。


とりあえず、少し心が楽になりましたにやり



先ほど、ケアマネさんとの担当者会議で、今日の事が話題に。

俺に泣きつけ!がかっこよくてケアマネさんに話したら

「あ~、あの先生いつもそうなの。困ってる人が居ると俺に泣き付いてこい!って」

あれ…そうだったの(´・ω・`;)?


じゃあ、あれはもしかして先生の十八番であり、決めゼリフだった?

せっかく格好よく決めたのに、一度で聞き取れなくてごめんね、先生あせる


いずれお世話になりますm(_ _)mラブラブ








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