銀河鉄道の夜

みなさんこんにちは。

大掃除の神様が降臨しやっと掃除が終わったしま猫です。

数日前から我が家には、小型で勢力の強い台風が上陸しておりましたが、その台風も昨日のうちに我が家を離れまして、やっと平和な日々が戻りました。

ちなみに、その「小型で勢力の強い台風」とは弟夫婦の子どもであり、四歳になる姪のキキ（仮名）の事です。

私には子どもがありませんので、毎回キキがやってくるたびにどうやって遊ぼうか、頭を悩ますのです。

暖かい季節はお散歩や、公園に連れて行ったり、水遊びをさせたり、シャボン玉をさせるなど彼女をごまかす楽しませるネタがあるからいいのですが、この寒い季節、お散歩など、外へ連れてゆくのはワタクシがイヤですし、かといってママゴトも散々つき合わされ、絵本も散々読んだのでネタがありません。雪でも降っていればそりに乗せて公園に連れてゆく事も出来ましたが、今年、我が家のあたりは全然まだ雪が積もっていないのです。北海道のくせに、雪が無いなんておかしいよ？！地球温暖化？という心配はおいといて(つ´∀｀)つ、キキをどうするか？

私がとった行動は「とりあえずビデオのアニメでも観せよう」でした。安易なおばちゃんでごめんよ。

が、私が持っているアニメは「耳をすませば」「魔女の宅急便（英語版）」「銀河鉄道の夜（ますむらひろしさん）」だけなのです。

「耳をすませば」は今年の夏に観せて不評で、「魔女の宅急便」は一応喜んだものの、もう飽きたらしく、仕方ないのでキキに「にゃーにゃーのビデオ観る？」と聞きました。

キキは喜んで「うん！」と返事を返したので早速ビデオをつけました（おお、ラッキー）。

でも、一応アニメだけど、この「銀河鉄道の夜」って宗教的・哲学的に難しい要素があって、果たして四歳児に楽しめるのか？という疑問もマァありましたが、キキは「ザネリってどうして青いねこちゃん（ジョバンニ）にいじわるなの？」「赤いねこちゃん（カムパネルラ）は死んじゃうの？」（出てきた十字架を見て）「あれは神様のしるしなの？」等質問を繰り返しながら、我が家にいる間５回もこの「にゃーにゃーのビデオ」を観たのでした。

四歳児には余程ディープインパクトだったのか

銀河鉄道の夜

￥4,230

私はこのますむらひろしさんのアニメ版「銀河鉄道の夜」が大好きで、擦り切れるほど観ました。

途中、タイタニック号の沈没を思わせる場面が出てきます。

トリビアなネタですが、このアニメの音楽を担当している細野晴臣さんの祖父、細野正文さんは日本人で唯一の「タイタニック号」の乗船客であり、助かったうちの一名だったのです。なんとも不思議な縁ですね。 助かっていなかったら細野晴臣さんはこの世に存在しなかったのです。

細野さんの曲の他に「新世界交響楽」や「ハレルヤコーラス」、「主よみもとに近づかん」等おなじみの名曲も流れます。

アニメなのに死とか親子の愛情とか、友情とか色々考えさせられる、さすが宮沢賢治、と言うべき作品だと思います。