昨年の11月から岡山の県北にあるarts & crafts village というところで染織の研修生として暮らしている。
染織の研修生といっても、ここは自然農やパーマカルチャー、トランジッションタウン、、、など、染織だけじゃなく、全体的なことに関われるのが魅力。

ここ数年胸に秘め続けていた染織。
なぜ染織をやりたいの?
染織でなにをつくりたい?
???
なぜだかわからないけど、惹かれたから。これがいちばん正直な答え。

染織の中でも、綿を育て紡ぎ織る、その辺にある植物を繊維にする、ことを一番習得したいと思っている。
先日、カンボジアで伝統織物の復活を支援している森本喜久男さんという人をテレビで見た。
彼は伝統織物を復活させるには、昔ながらの村が必要だと感じて、100人以上が染織に携わりながら暮らす村を作っていた。
これを見て、いえ~す\(^-^)/と思った。
そうこんな村。染織じゃなくてもいい、何かそういうことが循環していく暮らしの場所、そこにわたしはいたい。




2013年、一度も書かずに、2014年突入。
2013年は愛媛→香川、そして最後に岡山
に滑り込み。四国で安住するかと思いきや、まさかの本州入り。
今は、念願の染織が学べるところにいる。

こんなにも自由に生きている。

わたしは友人たちに「なる」と呼んでもらっている。
15の春、そう呼んでもらうことを自分で決めた。
それまでは下の名前からとっちゃんと呼ばれていた。
今までとは違うわたしになりたい、なる、その一心で、今までもそう呼ばれていたと嘘をついて。
それからもうすぐ18年。すっかりわたしはなるになった。
数日前に友より「なる」の意味を受け取った。
以下は彼女のブログより引用
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 日本には、古代より、”なる”というコトバにこ められた背景がある。

”生まれる、そして、自然が持つ力や働きを、人工的に歪めたり抑制したりせず、自然のなすがままにすることでその生産性を解放しようとする、古代日本人の知恵が生んだ日本語” 
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これを呼んだときに、わ~っと再び流れ込んできた。
ただただ流れをかえるために変えた呼び名。
あ~、その名に導かれてなのか、わたしはいつのころからか「なる」を目指していたんだな。
自分とは違うものになりたかったとっちゃんは、なるになった。
18歳のなるだから、とっちゃんありがとう、とっちゃんだったからなるになったよ、って言える。

なるnaluはハワイやマオリの人のことばで「波」という意味をもつ。

2014年わたしはますますなるになる。



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ここ数日、祖母と一緒にいました。
11月末の旅行中に転倒。そのまま旅を続けたが、12月に入ったころより、痛みや転倒へのおそれから家から出なくなった。
そんな祖母。それでも母には来なくても大丈夫だと伝えていたそう。
愛媛へ行くことになった孫のわたし。
まあちょっとマッサージでも届けて、祖母孝行でも、と訪れたわたし。

ここ数日、脳みそと体をフル回転で動かしました。

高齢の人がひとりで暮らすということ。

年を重ねて、体が思うように動かなくなっていくこと。

わたしのおばあちゃん、じゃない、つや、というひとりの人のこと。

2軒の家がつながった不思議なつくりの古い家。
車庫を広げて、こたつと人ひとりでいっぱいになるリビング。
寝室までお風呂をこえていくという謎の同線。
住んで40年。築??年。
人よりもGブリやNズミの住み心地よし。
夫と息子と3人くらし30年。
たまに帰省する2人の子供。そして孫。
息子がなくなり10年、夫がなくなり、一人暮らし。

字がきれい。畑仕事が生きがい。記憶力抜群。そんな自慢の祖母。
ただ、片づけだけは。。。
今に始まったことではないのです。
小さなころ私の弟が台所を見て「ばあちゃん、ここはごみ捨て場?」と聞いたという逸話が残る。
それでも今回は、いやよく思い出せば前回訪れたころも、様子が違う。
片づけが苦手、から、片づけたくても片づけられない、へ。

身内目線になってしまうと見えなくなること。
孫モードから切り替えて過ごしたここ数日の覚書。

14日 金曜日
内子から伊方へ。
冷蔵庫の片づけ。
夕飯づくり。
会話の中に弱音がこぼれる。
着替え、風呂に入れないこと判明。

15日 土曜日
台所片づけ
三食私がつくる。祖母つくる気配なし。
風呂ばあちゃんが入れないだけじゃなく、排水ができず入れないこと判明。

16日 日曜日
ひとりで温泉へ
期日前投票、自宅から出られない人はどうすればいいか聞きに行く。
(4日前までに申請が必要だった。)

17日 月曜日
役場へ介護認定申請。

18日 火曜日
昨夜、寝室へ行けずにリビングで椅子に座ったままで過ごしたことを、朝知る。
足のむくみがひどい。
急きょ母に帰省を要請。
おばに助けを求め、折りたたみのベッドをリビングへ移動。
認定のため、医者に往診に来てもらう。
担当の人がちょっと来る。
夕方母着。

19日 水曜日
介護認定員の人が来る。
担当の人、福祉器具の人来る。
片づけ開始。

20日 木曜日
ひたすら片づけ

21日 金曜日
ひたすら片づけ
水道工事
粗大ごみ回収業者
トイレ前にレンタル手すり設置
倉庫にあった冷蔵庫を台所へ移動!

22日 土曜日
ひたすら片づけ
二層式から全自動洗濯機へ
食器棚、整理(食器は普段使いのものだけに)掃除、移動、完成!

総監督祖母。
母がブルドーザーのように猛烈に片づけていき、
私はキッチンを中心に細かな整理、掃除、動線を考えて配置、
そしておばはインテリアコーディネート、棚づくり。
女4人のチカラおそるべし。
片づけバスターズでもしたら、人気がでるかしら、、、

ばあちゃん
痛いからだ
歩けなくなっていくからだ
でも
車いすもあるし
シルバーカートもあるし
手すりもついたし
使い勝手がよくなった家
デイサービスで大きなお風呂に入ったり
ヘルパーさんに家事を頼んだり
お弁当を配達してもらったり
いろんな人とつながって
きっとこれまで以上にまた楽しいよ
坂の上の畑にまたいけますように。


そして体のこと。
病院はレントゲンをとって、骨折などはない。
歩けなくなるよ
どうしてもというなら手術する?
という医者
とりあえずの痛みどめとシップ。
まあ、そうだよね。
ほんとうに体のこと学んでいてよかった。
ばあちゃんに、年は関係ないよ、と、いくつかエクササイズを伝える。
治る、よくなる、ということをどうとるか。
ばあちゃんの体、とともに私の体にも向き合うとき。
たのしみ、たのしみ。