補論 解雇規制/くだらない学者 くだらない官僚組織 そして言うに値しないマスコミ | 風のかたちⅡ

補論 解雇規制/くだらない学者 くだらない官僚組織 そして言うに値しないマスコミ

下の通り引用をするのは、日本の社会で政策立案前のしっかりした議論がなされないことを言いたいためです。


解雇規制のような、1人1人の生活に関わる問題を国レベルで議論するなら、江口さんのような理論的なツメ、そこから求められてくる実証と解明の作業が欠かせません。今の日本の政策決定プロセスで最もかけているのがこれです。


政治家は権力ほしさに、官僚はビューロクラシーの中での上昇を欲するために、それをしないのです。研究者は、真の意味で政策論争がない国の中では人が育ちづらい。


前政権は、官邸の周辺に、しっぽを振りたいだけの「研究者」を幾何級数的に増やしたのではないのかと思います。福井先生は、自分ではしっぽをふったつもりはなくとも、典型的な御用学者・勘違い権力志向をみせました。(後者は、官僚時代のゆがんだしっぽでしょうか)。


本来は、きっちりとした組織がベースになって、実証的なデータを出して議論することでしょう。そうした議論に値する論考を提出出来る人材は居ないわけではないのです。下の江口先生のような。


これからの政策決定のスキームこそ、国民的な議論に値するのではないでしょうか。先進国と思いながら、お寒い立法府や行政府の現状がそこで同時に批判的検討の対象になるはずです。--マスコミが3度の飯より好きな飯の種、政治批判や行政批判とは違う、質の高い議論になるだろうと私は思っています。