先週は、成人式でしたね✨

そんな華やぐ世の中の成人式の様子に、
来年の自分の成人式を想って
不安定な気持ちになった胸の内を話してくれた息子。

そこからまた一つ学ばせてもらったことを、
記してみました。

長くなりましたが、
読んで頂けたら嬉しいです。

ーーーーーーーーーー

「お腹がいたい」
「頭がいたい」
「休みたい」

「でも、熱ないよね??」
「おかしくない?!」

息子が小学校の頃の私は、
「元気に学校に行ってイキイキしている子」
のお母さんになりたくて仕方ありませんでした。

息子がそうなってくれたら、
一緒に幸せになれると信じていました。

だから、
「行きたくない」というたびに、
どうしたら「行きたい」と言ってくれるか?
そればっかり考えて、
一喜一憂しながら色んなスキルを試しました。

思惑通りにいかなくて学校に「行けない」日には、
1日中イヤミを言って、
家でくつろぐことを許しませんでした。

そんな自分が嫌で、
これじゃいけないと勉強をしました。
保育の仕事をしているので、
「休んでいいんだよ」という知識はありました。

学びの中で、
月曜日に休むことは、想定内にできました。
週の真ん中あたりで休むことにも、
何とか対応できるようになりました。

けれど本心は、
「どっちかと言うなら学校に行く方が正しい」
が当時の私の価値観だったので、

「行けないこの子の問題を何とかしなきゃ」
「なんとかしなきゃ将来ダメになる」
そんな気持ちと不安でいっぱいでした。

息子のいいところなんて見えなくなって、
どうして学校に行きたくないの?
に想いを寄せることはできませんでした。

聞いてみることはしても、
「でも」と私にとっての正論を伝え続けました。

ーーーーーーーーーー

いま、
来年成人式を迎える息子は、

「成人式に行きたくない自分
(=同級生に会いたくない自分)」
と葛藤をしています。

今になってやっと言葉にできる
色んなことがあったそうです。

晴れやかな成人式の様子から
フラッシュバックと葛藤する息子。

どんなにテクニックやスキルを学ぶよりも、
あの時ただただ、
「学校に行きたくない」と言ったあなたの
味方でいてあげればよかったね。
ごめんね。

そうだね。
正直キツかったかな。

息子とそんな気持ちのやり取りをしました。

ーーーーーーーーーー

【味方】
1、対立しているものの中で、
  自分が属しているほう。
  また、自分を支持・応援してくれる人。
  「心強い味方」↔︎敵

2、対立するものの一方を支持したり、
  応援したりすること

ーーーーーーーーーー

あの頃の私は、
「学校にちゃんと行く子がいい子」
「そう育てられるお母さんがいいお母さん」
という価値観と根拠のない世間体
の味方で、

「学校に行けない息子」や
「子どもを学校に行かせることができないダメな自分」
は「敵」だったんだと思います。

子育てのスキルも、
自分のマインドを整える学びもがんばりも、
味方の力になるためのものではなくて、
「敵」と闘うためのものだった。

けど、
「学校にいかない」ことを葛藤した私でもいいから、
あの時の息子に必要だったのは、
子育てのテクニックに奔走する私ではなくて、
まずは味方の存在だったんだな…と、
しくじり経験と息子から教えてもらいました😊

ーーーーーーーーーー

味方でいてあげれば、
子育てが下手でも大丈夫。
子育てが上手な敵よりよっぽどいい。

その上で、
味方として発達の正しい知識や
自分に合ったスキルを身につける場に出会えたら
子どももお母さんもそれぞれにすごく楽になる。

私は息子が高校生になってから、
やっとこんな体感に出会うことができました🌱

早い方がいいけれど、
いつからでも大丈夫🥰

まずは力を抜いて、
子どもの味方になってあげること。
試してもらえたら嬉しいです。

いい経験も、辛い経験も、
どっちも自分の人生の糧にする力の、
大切な栄養になってくれるはずですよ🌈

🌸追伸🌸
私が子どもの味方になれた
大切なはじめの一歩は、
私自身が自分の味方になってあげること
でした🌱