こんにちは、ゆかりです。

 

子供をほめて育てようというフレーズを

見かけたことがあります。

 

自己肯定感が重視された事により

否定せずに褒めて育てるという方向性

なのだと思います。

 

しかしここに2つの落とし穴があります。

 

1つ目は、否定(叱る)も肯定(ほめる)も

ジャッジするという意味合いでは

同じ事だということ。

 

2つ目は、偏りすぎてバランスを

失ってしまう事

 

叱る時は

「それはダメ」「あなたは悪い」

とジャッジしているのであり

 

ほめる時は

「それは良い」「あなたは凄い」

とジャッジしているのです。

 

それが悪いわけではなく、

子供と接する時に必要な場面は多々ある

と思います。

 

ただ、褒めるのも叱るのもどちらも親の目線から

子供の言動に対して意見を言っている

だけであり

 

それが子供の心にどのように届いているのかは

子供本人にしかわからないという事を

しっかりと理解しておくことです。

 

そして2つ目は

「叱っちゃだめなんだ、ほめなくちゃ」と

強く思いすぎてしまう事です。

 

褒めるのはいい事だと思い込み

褒めてばかりいると

否定され続けたのと同じように

不調和な事態を引き起こします。

 

しかし厄介なのは

「褒める」事はどちらかと言えば良い事

というイメージがあり、

親子ともども、不調和の原因が

「褒める事に偏り過ぎている事」だと

気づきにくいのです。

 

叱る場面もあれば褒める場面もある

そんな自然なやり取りが難しいと感じる時は

子育ての仕方に目を向けるのではなく

自分自身の気持ちに目を向ける事です。

 

自分の気持ちが整えば

自然とバランスも整っていきます。