入院中のこと | 越谷の整体院【 陽 だ ま り 通 信 】

越谷の整体院【 陽 だ ま り 通 信 】

副題:【整体師のぼやき】

ものぐさな私が、ブログを始めてしまいました。
主として当院患者さんのためにですが、迷い込んでしまった方も歓迎です。
お暇な時の、ちょっとした楽しみになれたら幸いです。

【入院中のこと】

 

うーん7年半、勤務していた副業は週に一度の日曜のみで、ほぼ24時間勤務でした(仮眠4時間付き)。

昨年夏にコロナ罹患で強制欠勤させられるまで皆勤でしたので、日曜のテレビって見られませんでした。

それも昨年12月31日の勤務をもって辞めましたので(もちろん闘病のため)、今般晴れて(?)テレビも見られることになりました。

入院中に暇を持て余し、21日(日)、夕方何気に点けたテレビで久方ぶりにちびまる子ちゃんだかサザエさんだかをぼーっと眺め、少しだけ幸福感に包まれる(というほどではないが)。

もっとも、いつものように、内容は全く覚えていない。最近テレビは見ても、ほとんどのケースで内容が記憶に残らないんです、何故だろう?

テレビタックルが日曜の昼なのかな?よくわかんないけど。

これは入院中ではないが、昨日、これも久方ぶりにそれを見ようとしたが、寝坊。昼間はそのことをすっかり忘れ、夜になって気づく。また来週あたり、覚えていたら見ることにしよう。

(今、ホームページで確認したら昼の12時からなんですな)

 

ほっこりおばば様の介護を始めて、実質7年になろうとしています。まあ、さすがに今現在は老人ホームに入ってもらっていて(一時的な入居の予定だが…)介護はお休み状態なのだが。

この7年間は副業の日を除いては、年中無休の24時間体制の介護でした。

その間ずっと、家で日がな一日ゴロゴロして過ごしたいという夢を抱き続けておりました。

実質その夢が叶ったのは入院してのこと。メシも作らなくていいなんて、なんという幸せ。人のお世話もしなくていいなんて、関係各所に連絡すらしなくてもいいなんて、やることの予定が何もないなんて、一日中ゴロゴロしても誰にも文句言われないなんて、呼び出されることもないなんて、そんなこんなに罪悪感も抱かなくていいなんて、

なんという幸せ笑。

ああ、なのに、なのに。

 

そんな夢だった過ごし方も、たった一日半で飽きる魂が抜ける

因果なものよのう( ;∀;)

 

 

えー?これも、介護生活に入ってからずっと抱いていた夢なのですが。

思いのまま、気の向くまま。

心ゆくまで寝ていたい。

つまり、寝不足が辛くて仕方がなかった7年間。

しかも、起きたら起きたで その気配を察すると、早速おばばに呼びつけられる身も心も休まらない日々でした。ヘタすると、目が覚めた時点で階下でずっと俺を呼んでいる声が聞こえたりするのだよ。もう、日々げんなりしていたネガティブ

それももちろん免除された入院生活。何しろ消灯21時の起床06時だ。って、寝らんないよ、夜9時になんか。

結局寝るのはいつも0時とか01時とか。

それでも朝6時や、遅くても7時前には自然に目が覚める。

制約がなくても、もはや5~6時間しか寝られない体質になってしまったのだと、悲しく嘆く羽目になりました。

 

※退院してのちこの数日は、やっと8時間くらい寝ていられるようになりました。

 

 

えーん入院中に最も辛かったのは、絶食。

何しろ消化器系の疾患の手術なので、腸を少しでも空にするためにメシ抜きにされる。

本来なら下剤を服用したりして、二日程度をかけ低残渣食(食べ物のカスが少量で済む食品を採る)ののち、絶食は一晩と翌朝だけだったりするのだが、ボクの場合は腸管の直径が狭すぎるので強い下剤をかけると腸に穴が開く恐れがあるので緩徐なもの(下剤)しか使えないとかで、2日間の低残渣食(腹が減る)ののち、なんと2日間の絶食を強いられる。

まあ、理屈は分かるが、ほとんど拷問。もしかして、人権問題なのでは?と訝しがりたくなるというもの。ですよね?

2日間の絶食中、点滴もないので、ベッドの上でひたすら空腹を抱えることとなる。せめてもの、飲料での糖分をと思いジュース類やスポーツドリンクで紛らわすも、気休めにしかならないんだよ、こんなもの。

さらに、さらに、2日間の絶食ののち手術。直腸を切断、縫合したものがくっつくのを待つ必要から、さらに術日、その翌日から4日間と、

 

合計7日間連続のメシ抜きにされる。

 

 

さすがに術後は点滴が入りまして、血糖値をある程度コントロールしてくれますので強い空腹感を感じることはなく済みましたが、やはりメシは普通に食いたいものであります。

結局、ガンの影響(悪液質)で入院前にすでに11キロほど減っていた体重は、入院中にさらに減りまして、

 

 

59㌔が55㌔を割り込む羽目に、つまり、

 

入院中にさらに4㌔減った。

 

 

今、体重は55㌔ないくらいであります。かつては19歳の頃から59歳になるまでずっと、70㌔前後をキープしていたのに(多少凸凹はあったが)。ガン悪液質は、体重の5%以上が減ると問題化が始まるとされますが、おいらの場合は20%減ったで。

この、悪液質(=脂肪どころか筋肉まで溶けてガリガリに痩せる)だけは、本当に恐怖心を感じます。

従いまして、7日間の絶食と、その後さらに1週間のお粥生活は空腹もさることながら、体重減少の恐怖をひしひしと感じながら過ごす羽目となりました。

 

※もっとも、少しズルして、こっそり買い食いしてました笑。最後の3日間は「(病院食以外にも)好きに食っていいよ」と、お医者様から許可も頂けました。

 

 

ニコひとつだけ。

なにがって、褒められたことが。

手術後私は、病院内でも優秀なリハビリ実行者。頻繁に院内を歩き回る姿が、ナースステーションでちょっぴり話題になっていたみたいです。

 

えらいでしょ?笑

 

 

ショックついでに、もうひとつ。

入院費は手術代など合計で、ほぼ60万円の支払いになりました。ひえ~~~。

 

 

今回は、ここまでです。

 

 

    しっぽフリフリ