【喪中に迎える正月】
誰も読んでいないというのに俺もよくやるよね。
今年の正月は喪中であることにかこつけて、本当に準備を何もしていない笑。家の中も、ホント汚い笑
で、おばば様である。
もう90歳でありますので、ボケてはいないものの、やはり物事がよくわからなくなっている。
「今回の正月はじさまの喪中になるんで用意できないよ、食べ物も雑煮と煮しめくらいで、他は準備できない」。
そう伝えると、おばば様は、言った。
「かまぼこも、食べられないの?昆布巻きは買えるでしょ?豆は?煮豆は、黒豆と白豆ならいいんじゃない?」。
う~ん、難しいかな、かまぼこは特に避けたほうがいいよ。豆かあ…いいのかな?昆布巻きねえ、どうだろ?
そんなふうに躊躇していると、おばば様は、さらに言った。
「私は、食べたいなあ」。
それを聞いて、笑ってしまった。元々じさまとは別居して二十年以上。できれば忘れたい存在だし。
考えてみればおばば様だって、こう言ったらナンだが、それこそ正月を、あと何回迎えられるか。
まあ、いいか。別に元々おばばも私も、無宗教だし。正月は一種の宗教行事だが、90にもなれば生きてる者優先で、あまりうるさいこと言うなよ、てことにしてもかまわないかな。
おばば様はすでに、楽しみと言ったら人と話すことと、食べることくらいだからね
紅白の色合いだけは避けることにして、煮豆や昆布巻きも特に問題なさそうだし、毎年楽しみにしている数の子も、食べることにしちゃえ。
ということで、私の好みの伊達巻も買っちゃいました笑
喪中の正月を迎えるのではありますが、「うちんち」は、ゆるゆるに対処することに相成りまして御座候 笑