自分の場合②
前回の続きです。
そんなふうに、一時期まるでアスリート張りの(笑)労働などをしたものでしたから、腰痛を発症することになりました。
もっとも、重労働をしている時に腰を痛めたという記憶はありません。腰が痛くなったから、その仕事を辞めたとは記憶していないのですね。仕事の最中に痛みに悶えていたという記憶もありません。
その仕事の次には、立ち仕事を主とするものに就いていたのですが、初めての痛みの記憶は、その立っている最中のものです。
なんだか、やたらに腰に痛みを感じて、そのまま立位であることが辛く、色々と体勢を変えたり、腰を縮めてみたり伸ばしたりを、していたものでした。
なのに、重労働のせいにするのは言いがかりなのでしょうか?しかし、多分言いがかりではなく、それまでの蓄積した負担が表面には出ない状態としての疲労となっていて、立ったまま動かないでいることで血流が悪くなり、筋緊張が痛みを感じる閾値を超えたのだと思っています。
それまで私は、およそ腰痛というものを感じたことがありませんでした。ちなみに言いますと肩の凝りは、40歳を過ぎて発症するまで、一度表面の筋肉の張りを感じた一過性のもの以外は、これも、ありませんでした。
たまに、「お前の体の使い方だと、腰痛を起こすよ」と周囲の人から注意されたものでしたが、何しろなんともなかったため現実感がなく、ゆえにほとんど気を付けたことがありませんでした。なので、生まれて初めて感じる腰痛に、感動さえ覚えたものでした。
これが腰痛かぁ、なんて痛いんだろう
な~んて訳はなく(笑)、これが辛いのなんのって(ノ◇≦。)
立っている時のほか、座っている時も、正座以外は特にあぐら座りがきつく、夜は夜で仰向けに寝ると、膝を立て少し腰を丸めないと痛みが強くなり、目が覚めてしまいます。
28歳の時に配送の仕事に就くと、車の運転をする姿勢がまた腰に響きます。さらにその仕事はかがむ姿勢をしょっちゅう取るものですから、痛みのほかに「ぎくっ」ときそうになる恐怖を感じます。
本当にあの頃は、運転しても、もぞもぞ、もぞもぞ。
座っていてもあぐらがきついため5分と座れず、もぞもぞ、もぞもぞ。
人に「何をかしこまっているんだ、足、楽にしなよ」と、正座をしているため頻繁に言われたものでしたが、腰の苦痛のためならば、足をきつくしておく方がまだマシだったのでありました。
仕事も、30分ほどまとめてやると腰がバリバリになるので、コマメに休憩を取らねばならず、その間、自分で痛いところを押し、ストレッチを入れまくりました。
では、それこそ例えばカイロプラクティックに行かなかったのかと問われれば、
行こうと思ったことはありませんでした(笑)
いや、本当に今思うとひどい偏見だったのですが、ひところ就いていたスポーツクラブのインストラクター時代に、カイロプラクティックはあまり体に良くないと聞いていたものでしたから、何となく行く気がしなかったのです。本当にひどい偏見ですが、まあ、フィットネス業界と言いますかあの周辺の産業は、考え方にお医者様の影響力が強く、故にカイロに強い偏見を持っているお医者様たちが、それを良く言うはずがなかったのでした。
しかし、その後その腰痛は、劇的な変化を遂げることになります。
またまた続く。
引っ張るね。
いいえ、書くことに飽きてきただけですよ(笑)