カウンセリング理論との関係
キャリアコンサルティングを行うにあたり、
キャリア理論は欠かせないが、
そのベースにはカウンセリング理論が存在することが多い。
なぜか?
クライエントへの理解を深める=人の心を理解する必要がある
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人の心を理解するための糸口となるのが、カウンセリング理論や心理療法。
カウンセリング理論は、キャリア理論に大きな影響を与えている。
カウンセリング理論の礎、人間観とは?
人間は生まれながらに善か悪か?
●マグレガーの人間観
「X理論とY理論」
・X理論・・・人間なまけ者論(元々自己中心的な怠け者)
・Y理論・・・人間信頼論(本性的に責任感を持つ働き者)
●マズローの人間観と「欲求5段階」
人間は生まれながらにして、自己実現の動機付けを持つ存在
(より成長しよう、自分の持てるものを最高に発揮しようという動機)
●ロジャーズ
「来談者中心療法」
・クライエントは元々成長しようとする力を持っている、
その力を発揮できるてめの援助を行う。
・カウンセラーもクライエントも同等という観点により、
カウンセリングは成立する。
・カウンセラーは、自分の知識技術を押し付けるのではなく、
相手の力を引き出し、頼りにしながら一緒に進む存在。
カウンセリング理論4つの分類
●感情的アプローチ
クライエントの目的達成や自己実現を援助する過程で、感情の果たす役割を重視。
●認知的アプローチ
思考過程を強調し、概念やビリーフが感情や行動に及ぼす影響を重視。
●行動的アプローチ
目標達成における行動、社会的・環境的要因を重視。
●包括的(折衷的アプローチ)
理論をどれか一つに限定しない。人は感情を持ち、思考し、行動し、成長発達する。