The magic is in the child
―魔法の力は子どもの中に―
言葉の遅れ、多動などの行動面の問題など、さまざまな発達の問題を抱えた子どもたちのその遅れの原因は脳にある。脳の発達を促すことで子どもたちは成長していくことを世の中に提唱したグレン・ドーマン。 その考えに共鳴し、研究所のプログラムを実践なさった高木さん親子はずっと私の心の中にいます。
親子がそれぞれの家庭で実践するプログラムを通し、伊菫さんの本当の姿を見つけ出した高木さんからは幾度となく感動的な報告をいただきました。『伊菫が図書館で大人の本を読むようになりました』『疲れた私に、伊菫はだいじょうぶって声をかけてくれました』『近所のスーパーで支払いをしたがる伊菫をレジの方は優しく見守り、誉めてくれ、うれしくて涙が出ました』など・・親子で地域の人に支えられ育っていく高木さん親子のエピソードは絶えませんでした。
どんなに大変なことも『伊菫に必要なのです』と伊菫さんを優先していました。
そして、『熊谷先生、私と伊菫は最強の親子です!』と私に告げた高木さんの言葉は、その後も揺らぐことなく今日に至ったのだと思います。
伊菫さんの将来のために・・と言う思いが、みんなのために…と広がっていくことは高木さんにとっては自然なことだったと思います。
地域の人に愛され、みんなで支え合って、みんなで幸せになる。高木さんのビジョンはこれからも揺らぐことなく、前進し続けることでしょう。そこには『Never Give Up』という研究所のスピリットがしっかりと根付いているのを感じます。
伊菫さんが伊菫さんらしい人生を切り開いていくことを、母親としてサポートし続けることを信じ、応援しています。
ドーマン研究所 熊谷佳子