060809　ポートレート108 4-14 女性をアングルでどう見せるか

こんにちは、

フォトグラファーのヒッキーこと

森藤ヒサシです。

Light&Shadowは写真論。

今日は、

女性をアングルでどう見せるか”
-脚を長く見せる全身、可愛く見せる半身のアングル-

というテーマです。

撮影するときのアングルは、
ただ、立ったままの視線の高さで撮るだけではなく、

視線よりも高めから撮影したり、
下から撮影することによって、
見え方が変わってくるのです。

そのアングルの基本についてお伝えします。

ポートレートを撮影するとき、
アングルが高めで撮影すると、
カメラに近い方が、大きくなるので、
被写体の頭が大きめに写りますよね。

特に、広角気味のレンズであれば、
なおさら、頭が大きめに写ります。

そして、体や足は、小さく写ります。

なので、

アングル高めで撮影するとき、
カメラに顔が向いていると、
目が大きめに写り、
あごのラインは細めに写ります。

目が大きくあごのラインが細く写ると、
女性の場合、とても可愛く写ります。

アニメの子のように、目がくりっとする感じですね

逆に、アングルを下目から撮影すると、
あごのラインが少し太く見えますし、

目は高めのアングルに比べると

小さくなり、
鼻の穴も丸見えになり、
あまりきれいには見えません。

なので、アップの撮影の時は、
下からのアングルはお勧めできません。

でも、全身で撮影する時は、
下目からのアングルだと、

足は長く写り、
顔は小さめに写るので、
とてもスタイルが良く見えるのです。

ファッション雑誌のモデルさんの撮影などは、
下目からのアングルが多いのは、
そう言う理由なのです。

女性を撮るときのアングルの基本は、
アップ目は、高めのアングル。
全身は、下目のアングル。
と覚えておくといいでしょう。

これはあくまでも基本です。
いつもお伝えしている通り、
どのようなイメージで撮影したいかによって、
構図もアングルも変わってくるのです。

まずは基本を知ること。
それが大切です。