こんにちは、
フォトグラファーのヒッキーこと
森藤ヒサシです。
さて今日から、
”ポートレート108”
をお伝えしていきます。
今日のテーマは、光の基本。
"太陽は一つという考え方を持つ”
です。
ポートレートを撮影する際、
外で撮影する時って、当たり前ですが、
太陽は一つですよね。
でも、スタジオで撮影する時、
1灯だけではなく、何灯もライトを使う、
多灯ライティングで撮影することもあります。
何灯も使っていると、
ややこしくなることもあるので、
シンプルに、多灯ライティングの考え方を
お伝えしますね。
光を作るときは、
まず、メインライトを決めます。
このメインライトは、
いわば、
木でいうと大きな幹のようなもの。
それに対して、
補助光であるフロントライト、
アクセントライトである、
エッジライト、
髪の毛に光をあてるトップライト、
奥行き感を見せるために背景にあてる、
バックライト
などの他のライトがあります。
これらのライトは、
木でいうと、
枝だったり、葉っぱのようなものなのです。
このメインライトがあってこそ、
他のライトがいきてくるのですが、
たまに、
他のライトが主張しすぎることがあります。
ただでさえメインライトも強いのに、
他のライトが主張しすぎると、
とてもバランスが悪くなるのです。
もともと、太陽は一つ。
スタジオで、ライトを使うときは、
あくまで、外での光を再現するものです。
だからこそ、
この"太陽は一つ"という考えのもとに、
光を組み立てていかないと、
わざとらしくなったり、
バランスが悪くなったりしてしまうのです。
まずは、メインライトを決める。
そのあとに、他のライトを足すことは、
オプションだと思いましょう。
スケートでいうと、
メインライトが、基礎点。
他のライトは、加点のようなもの。
あくまでも基礎があってこその、加点なのです。
なので、
メインライトをしっかりとすることが、
太陽は一つという考えで
ライティングすることにつながっていくのです。
人生と写真ってほんと繋がっているなーと思います。
この太陽は一つという考えは、
人生においても言えることなのです。
お金でいうと、ベースとなる収入を得ること。
人間関係でいうと、まずは家族をしっかりと持つこと。
自分に軸を持つことなんですよね。
色々なものに手を出すと、
バランスが悪くなったり、
何をしている人かわからなくなります。
写真においても、人生においても、
軸を持つこと。
それが、太陽は一つという考え方につながるのです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
森藤ヒサシ
(ヒッキー)
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