こんにちは、
フォトグラファーのヒッキーこと
森藤ヒサシです。
今年のゴールデンウィーク目前。
「連休は家族と共に」という
予定の方も多いのでは、と思います。
家族が集まったとき
「家族写真」撮っていますか？
家族写真を撮りたいと思っていても、
みんな、いつでも撮れると思っています。
でも、ほとんどの人たちが、
「家族写真、もっと撮っておけばよかった」
というのを耳にします。
大事なものほど、
先延ばしにしてしまうことが多いです。
けれど、家族写真を撮りたいと思ったら、
ぜひとも、すぐに家族写真を残して欲しい！
そんな願いが私にはあります。
今日は「家族写真」についてのお話です。
2011年3月11日
忘れもしない東日本大震災が起きた日でした。
毎年この日が来ると、当時のことが鮮明に思い出されます。
多くの人が被災し、亡くなりました。
被災された方々、心よりご冥福をお祈りいたします。
震災後、経済状況も大変な中、
新たに人生を切り開いていかなければならない。
とても大変なことでした。
うちの会社も大きく被災し、
これから、どうやって会社を
立て直していくかを考えるだけで、
何もする気がなくなるくらいの状態でした。
撮影の予約はすべてキャンセル。
結婚式もキャンセル。
入金がない中、
銀行への支払い、
社員の給与などの固定費は支払わなければなら
そんなきつい状況の中、
どう想定しても、
会社を続けていくのが難しく、
どうすれば良いのか途方に暮れる毎日でした。
先のことが全く見えない。
そんなある日、ニュースを見ていたんです。
すると、立ち入り禁止になった家に
一時帰宅できるようになった被
大事そうに家族写真を抱えて出てきたのです。
通帳と位牌と、
そして、家族写真。
自分の亡くなった家族を
少しでもそばにおきたい、という思い。
家族写真をそばにおくことで、
家族を思い出しながら、
勇気をもらいたい。
家族が写っている写真を見て、
どうして、逝ってしまったのか、
と悲しみながらも、
家族を愛していることを思い出し、
生きていくことを選択する。
様々な感情を抱え、被災した人たちは、
自分たちの壊れてしまった家に帰り、
家族写真を持ち帰ってきたのだと思います。
さらに、
流されてしまった家族写真を、
ボランティアの人たちが、拾い集め、洗浄。
その場所に、被災した人たちが、
自分たちの家族の写真を、
探しにきている
というニュースも流れていました。
本当に心が痛みました。
それらのニュースを見ていましたが、
そこで、
家族写真の持つ力の大きさを、
改めて気づかされたのです。
私自身、東日本大震災直後、
とても辛い状況の中で、
家族写真の大切さを伝えていくことが、
自分の人生の目的だと実感しました。
そして、やる気が全く出ない状況の中、
よしがんばろう！
という勇気をもらったのです。
家族写真は、見るだけで、勇気をもらうことができます。
家族写真は、見るだけで、自分は一人ではないと確認することがで
家族写真は、見るだけで、癒すこともできます。
家族写真は、大きな力を持っているのです。
なかなか一家揃わない家族もいます。
両親のことが好きではない人もいるでしょう。
あまり仲のよくない夫婦もいるはず。
仲の良い家族だけが、
家族写真を撮るのではありません。
家族の絆を残すために、家族写真を撮るのです。
だからこそ、ぜひとも自分から声をかけて、
家族写真を、今、残して欲しいと思っています。
まっきーが家族写真をオススメする４つの理由もどうぞー！
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
森藤ヒサシ
(ヒッキー)
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