こんにちは、

フォトグラファーの森藤ヒサシです。

 

 

みなさん、リーマンショック

覚えていますか?

 

 

大手企業に勤めている人は、

少なからず影響があったと思いますが、

写真館業界においては、

今思うとそんなに影響はありませんでした。

 

 

しかし、私はなぜか、

このリーマンショックで、

恐怖心を煽られ、

「これからどうなるのか」

を考えると

超不安になってしまったのです。

 

 

セミナー懇親会にて

 

 

 

2008年

サブプライムローン問題などで、

リーマンブラザーズ証券が破綻しました。

 

 

日本では、

株価大暴落し、

なんと、日経平均株価が6000円台に突入し、

円高が加速したのを覚えています。

 

 

その頃、

㈱小貫写真館の売上も、

リーマンショックとは何も関係ないにもかかわらず、

少しずつ落ち込み始め、

どうしようか悩んでいました。

 

 

そうは言っても、

今よりもはるかに売上がありました。

 

 

人は贅沢なもので、

売上が上がっている頃は、

いけいけドンドンで

なにも心配していないのに、

売上が下がると、

どうしようか悩んでしまうんですよね。

 

 

確かに売上はあったのですが、

毎月すごい金額の返済をしていたので、

常にキャッシュフローは悪く、

税金の支払いに困っていました。

 

 

スタッフもどんどん増えていき、

固定費もかさみ、

その年のボーナスをどうしようかさえ

迷っていました。

 

 

これも、もしかしたら

リーマンショックの影響があって、

大手企業の会社の人たちが、

撮影に来てくれなくなったからなのかな、

なんて思っていたのです。

 

 

ちょうどそんなリーマンショックの時期に

本田健のメンターシッププログラム7期の合宿に

参加しました。

 

 

健はこの頃、

リーマンショックの影響で、

 

"これからの世の中は大変になる"

"日本でも預金封鎖が起こるかもしれない!"

 

と、断言していました。

 

 

そのせいか私も、

 

今まで安泰に暮らしてきた生活から、

これからちゃんと売り上げを上げて

会社を計測していけるのだろうか、

 

と、不安になっていったのです。

 

 

 

合宿中の夜、

二次会の時に、

健に質問しました。

 

その時のやりとりを今でも覚えています。

 

私:会社の売り上げが下がって、スタッフにボーナス払えなくなるかもしれないので、迷ってるんだ。このままじゃ会社続けらないかもしれない。

 

健:じゃあ、ボーナス払わなければいいじゃん!

 

私:えっ、だってハローワークの求人票にも、賞与いくら、って書いてあるんだよ!

 

健:会社に利益がなくて、ボーナスを払っていたら、会社がやっていけないでしょう。ボーナスっていうのは、会社の利益から還元するものなんだよ。

 

私:それじゃあ、スタッフに悪いし、スタッフが辞めていくかもしれないじゃん。

 

健:スタッフがヒッキーの会社にいるのが、そのスタッフにとって幸せだと思っていない?そのスタッフは、もしかしたら他の会社に行ったり、ヒッキーの会社を辞めた方が幸せが待っているかもしれないんだよ!

 

私:ガーン!!

 

 

 

私は、それまで雇用を守ることが、

会社側の役割だと思っていました。

 

また、ボーナスは払わなければならないものだとも思っていました。

 

ボーナスも支払わなければならない。

会社も守らなければならない。

 

その観念に縛られていたのですが、

健にたった数分で、崩されたのです。

 

 

さらに、

 

 

健:会社も辞めちゃえばいいじゃん!!

 

私:はーー???

だって、うちは100年以上続けてきたし、そんなの辞められるわけないじゃん!

 

健:ヒッキーが会社に縛られているだけだよ。ひいおじいさんが作った会社かもしれないけど、それを守るために、ヒッキーは生まれてきたんじゃないよ。自分が何をやりたいのか、自分の才能はなんなのか、よく考えてみたら?

 

 

と言って去っていったのです。

 

 

私は、あまりのショックに、

しばらく呆然としていました。

 

というか、健に言われたことに対し、

怒りが湧いてきました。

 

 

 

今まで㈱小貫写真館を継いで、

 

会社を守らなければならない!

と思っていたので、

 

会社を辞めよう

なんて思ったことはありませんでした。

 

それを、軽々しく、

 

㈱小貫写真館を辞めちゃえばいいじゃん!

 

と言われたことに、

とても、プライドを傷つけらたのです。

そしてその夜

私は一睡もできなかったのです。

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

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