こんにちは、

フォトグラファーの森藤ヒサシです。

 

 

結婚式も終え、

無事?新婚旅行からも帰ってきて、

新しい生活がスタートしました。

 

 

ちょうど、1998年当時は、

写真のデジタル化が話題になり、

新しいモノ好きの私としては、

いち早くデジタル化を取りようとウズウズしていました。

 

 

今日は、

うちで、いち早く、デジタル化をしようと思い、

ちょっと、金銭的に、頑張った話。

 

いつものように、失敗談ですが・・・

 

 

20数年前の、デジタル化をやりはじめた人にとっては、

懐かしい話かも!!

でも、写真がなーい!!

 

 

新婚旅行の話も読んでね。

part1


part2

 

 

 

 

 

 

写真業界の流れは、

90年代に入り、

デジタルカメラが登場し、

いよいよデジタルの世界になる様相を迎えていました。

 

 

とは言って、90年代のデジタルカメラは、

金額がめっちゃ高いだけではなく、

クォリティも今ひとつ。

今じゃ考えられないくらい。

 

 

ブルックスに通っていた頃、

初めてデジタルカメラを見たのですが、

 

物を撮影するために、

4回シャッターを切らなければならない、

面倒くさい、デジカメだったんですよね。

 

なので、人なんか撮れないのです!!

 

人は動くので。

 

 

 

96年、日本に戻ると、

デジタル一眼レフカメラ出始めました。

 

確か、コダックDCS460だったかなー?600万画素くらいで、350万円くらいだった気がする。

 

 

めっちゃ、欲しいと思いましたが、

システムもまだまだだし、

あまりにも高価なので、

手は出ませんでした。

 

 

でも、新しいモノ好きな私としては、

 

 

どうしても、いち早く、デジタル化をしたい!!

 

 

と思っていたので、

デジカメではなく、

超高級な、

スキャナーを探し始めましたのです!

 

 

ハイエンドのスキャナーさえあれば、

ネガをスキャンできて、

それをプリントすれば、

今まで、やろうと思ってもできなかった、

デジタル修正、加工ができる!!

 

 

と思い、

 

なんと、

ハイデルベルグプリプレス社製のスキャナー

"スープラ"

を購入。

 

 

値段は、一千万円近い!

通称、ベンツくん。

 

 

さらに、フジフィルムが出している、

ピクトログラフフィー

という、

これまた高価な、プリンターも購入し、

 

さらにさらに、

当時、まだまだ高価なMACを購入し、

(確かpower Mac 9500だったな?)

デジタル化をスタートするのです。

 

こんな感じ!

 

 

 

この1000万円以上の投資をするため

生まれてはじめての借り入れをしました。

 

 

 

設備近代化資金、

という、ものを使い、

めっちゃ色々な書類を集めました。

 

 

返せるかどうかもわからず、

とにかく、必死だったわー。

 

はじめての借金も、

緊張しました。

 

 

 

 

しかし、

 

デジタル化をはじめたのですが、

当時のデジタル化は、

超手間がかかる。

 

 

 

ネガをスキャンするのに、

スキャナーは、ホコリがつかないように。

もちろん、ネガもホコリがないように。

 

小さなゴミが、

プリントになると、

大きくなるので、

どうやっても、

まあまあ、ゴミが目立ってしまいます。

 

 

 

さらに、コンピューターの速度も、

高いコンピューターでも、まだまだ遅い。

 

 

そんなわけで、

撮影時に失敗した写真を修正する以外、

今まで通り、アナログの方が、

遥かに効率が良いので、

デジタル処理が必要な、

葬儀用の写真などにしか、

使わなくなってしまったのです。

 

 

 

効率化を図るために、

デジタル化にしたのに、

単に、高価なおもちゃにしかならない!

 

 

 

そのうちに、

デジタル機器も、どんどん進化し、

ベンツと同じくらいの金額だったスキャナーも、

数年後には、

同レベルの画素数のスキャナーが、

数万円で買えるようになってしまったのです。

 

 

 

あかんです。

 

失敗でした。

 

 

 

デジタル化をいち早くスタートしたのはよかったのですが、

それが投資ではなく、

大きな勉強代にしか、なりませんでした。

 

 

ただ、

このスキャナーを使い、

撮影したものを、自分なりに処理をした写真で、

写真展(グループ展)を開催するので、

まったく、無駄ではないのですが、

今思うと、ここまで、投資しなくてもよかったなー、

 

と、反省しています。

 

 

 

このいち早いデジタル化を生かし、

数年後には、業界ではまだあまりやっていないフルデジタル化に

取り組みはじめるのです。

 

その時も、

懲りずに大きな投資をするのですが・・・

 

 

 

 

今では、デジタルカメラで撮影するのは、

当たり前。

 

というか、

ふつうがデジタルカメラで、

フィルムで撮る人の方が、稀ですよね。

 

 

時代の流れは、本当に早い。

まだあれから20年ちょっとしか経っていないのに、

デジカメの進化は、すごすぎます。

 

 

と、同時に、

写真館業界の流れも

大きく変わっていくのです。

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 
 

 

 

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