陰陽、光影



わたしとしては、陰や影を幼い頃から
生きてきたと思う。

陰キャとかネガティブとか、そんなもの。


初めて認識する人間関係の「家族」、居場所「家」が冷たくて暗かった。
グレーだった。

だから、陰や影がわたしのノーマル。

👤

だから、気づかれないように居るのが得意。今もね。



やっぱり、物心ついた時から数年の心のふれあいって、めちゃくちゃ大事なんだなぁ。

小学校低学年から中学くらいまで、家で笑った記憶がない。笑ってた時もあるんだろうけど、記憶からすっぽり抜け落ちてる。

すっかり無表情が板についてた。

暗かったなぁ
泣き虫だったなぁ(今よりもっと)
ネガティブだったなぁ
超人見知りだったなぁ
超控え目だったなぁ
超絶真面目だったなぁ



それも、高校に入ってからは少しずつ変わっていったけど。


大学生の時は結構明るくなってたと思う。
落ち込んだ時もあるけど、ほとんど記憶がない。
幼い頃と真逆。

ちょーーーーーハジケてたわけでもないけど、中学までと比べたら別人レベル。



ここら辺で陽と陰を実感した感じ。





で。



  フェードイン


2019年夏。

あれは………
とんでもない
地球と金星の位置が変わるくらい………
の、衝撃の夏。


地球で生きる人間としての行事や感情を一通り体験したと思っていた頃。

“こっから
変わるよ”

信じなくていいですパー
はじめ、わたしも嘘だと思ったので。

だけど聞こえちゃったもんは、しょーがない。


“内側から
変わるよ”

言葉が降ってきたというか…
沸いてきたというか…
ふっ…とよぎったというか。

自分では全く意図していない言葉が
勝手にわたしの脳みそに落ちてきた?打ち込まれた?フェードインしてきた!!!
そうそう!!
これだ。
フェードイン!

じわ~っと、ふわ~っと。



あれは、人生で2回目のリアルスピリチュアル体験かなぁ。





  


あの夏にわたしのアンテナが
Hey!Say!JUMPにガチッとハマった。

たぶん………母親のお腹から外に出た時に次ぐびっくりだと思う。

“とんでもないエンターテイナーにハマっちまった………”


ハマるって本当にあるんだ。

まぁあの時から、色々………というかなんというか………。
とにかく色んな感覚を体験している。

JUMPにハマったアンテナが色んなものを捕まえるから、わたしの中で、色んな感覚のわたしが毎日毎日走り回ってた。
人間の良さを一気に教えてくれた。

一番びっくりしたのは、『愛』
それが分かって気づいたのよ。
『愛』に気づいてなかったってこと。
気づいてないことにさえ気づいてなかった。

愛なんて存在しないと思ってたから。
ハッキリそう思ってたわけじゃないけど、幼い頃の家庭環境上そう組み込まれちゃったっぽい。



だからさ………
『セミオトコ』は、金星と地球の位置が変わるくらい衝撃だった。
凄いのよ。
あのお話、凄い。

『愛』と気づいてなかったわたしの中の領域に
『愛という名前』をつけてくれた。
愛はあったのよ。
わたしの中にも、冷たかったあの家にも。
探せばいくらでもあった。
ただそれが、テレビや教科書で教えてくれるパターンじゃなかったから気づかなかっただけ

セミオトコとかHey!Say!JUMPとか
凄いのよ。
ほんとに。
ほんとに。

本当に凄い存在です。

自分の語彙力の無さに絶望するほど言葉では表現できないレベルの凄み!!!!!!!!!!!!!!!!



人間として生きて経験は積めた。
でもそこにはの感覚が薄かった。
セミオトコ、山田の涼介さん、Hey!Say!JUMPは
わたしという人間に、人間らしさを思い出させてくれた。
愛の感覚が分かって初めて生きてると感じた。
初めて自分の命を感じたと思う。
『セミオトコ』を見て伝わってきたあの感覚は
絶対に
たぶんわたし、言葉が分からなくてもそれぞれのキャラクターの抱えているものを少しでも理解できれば、知らない外国語でもあの感覚は絶対伝わると確信してる。
絶対分かる。
あの感覚は万国共通。

言葉の意味を理解してストーリーを追わずに
ただひたすら感覚だけで見たお話は初めてだった。
『セミオトコ』というタイトルからは全く想像できない展開に度肝を抜かれました。

言葉より感覚で泣いたり笑ったり心配したり嬉しくなったことが、本当に本当に衝撃でした。

そんなわたしにとってドデカ過ぎるお話の中に
セミオより気になる人物がいます。
北村有起哉さん演じる元医師の小川さん。
セミが人間になるより謎だったかもしれない…
だって結局、6年後もピンピンしてたから(笑)

………掘り下げないほうがいいのかも。な(笑)

でも小川さんのアナザーストーリーを見てみたい気もします………。
なので、自分で妄想してみます🤭

セミオと出会って、おかゆちゃんの次に変わった気がするのが小川さんだった。
自分の命を放り投げてるみたいに振る舞っていたけど、本当はそんな風にしたくなかったんだろうし、
誰より命の大切さを理解していたようにわたしは感じました。
だって、部屋でひとり泣いてたし。

どこまでも真っ直ぐで、透明で素直な心の持ち主であるセミオとのふれあいを通じて、「生きたい
」という自分の本当の思いに気づいたんですよね。

喜怒哀楽をあるがまま感じて泣き笑い、胸を痛めるセミオの美しい生きざまを見ているうちに、小川さん自身の中にもセミオのような美しさがあることに気づけたんですよねぇ………

老い先短いみたいなオーラかましてるわりに
生きる楽しみを誰よりも知っている気がしました。


命=生きた先に必ず死がある


目の前から消えてしまっても
その人から感じたものは残ってる。

『セミオトコ』は最終回があって、もう続きはないけど、今目の前にある何よりも強い想いをわたしはあのお話に抱いています。
何よりも。

わたしに愛を気づかせてくれた
      =命を吹き込んでくれた


それまで確かにわたしは生きていたけど、『セミオトコ』を知ってからは自分の命をちゃんと感じて毎日を過ごしていると思います。

『セミオトコ』を通じて、色んな感覚や感情を味わうことで、ようやく「わたしオリジナル」の命が始まりました。