『急性動脈解離手術』後、5ヶ月目の検査で

信じられない回復力を発揮した母は、

やっと、「自分の体は大丈夫なんだ!」と理解したようだ


とは言え、90目前のわけだから、何が起こっても不思議はない


今回、後遺症も無く元に戻ったことの方が奇跡と言える


11時過ぎに東京ベイをでて、小雨の中をドライブ


次は「後日白内障手術検査」の為、近くまで戻って

『王将』でランチを頂き、病院へ向かった


この日は雨のせいか肌寒い


1時45分に病院の鍵は開けられ

順番にカウンターで診察券を渡す


10人ぐらい前にいたと思うが、母の名前が一番に呼ばれ視力検査が始まった


予約優先だったのだろう


視力検査が終わりしばらく待つ


母の名が呼ばれ、診察室前で待ち

また、しばらくすると呼ばれ中に入った


いつも通り目を開き、

「右、左、上、した、右した、左…」とライトを当てながら

目を診ていただいた


「両目1.0…」


  …マジか…


「1.0なら普通眼鏡いらないですよね!」


「要ります、左は乱視と近眼があるので、眼鏡がないと危険です…」と説明された


同じ視力でも、左右は違う👁なのだ


処方箋をもらい、そのまま眼鏡屋さんへ行き眼鏡購入


とは言え、諸事情で17日に出来るという事だ


今まで合わない高いメガネばかり適当に作っていた母


最近はお手軽、1時間ほどで出来る眼鏡屋さんで重宝している


   ここは『Zoff』


処方箋がある事で簡単に合わせる事が出来

時間はフレーム選びだけ


最後に、「ケースをこの中からお選び下さい」


   「ケースは沢山あるのよ!」


なに、何言い出すねん…

  ここまで来たら今日1日のゴールは近い

  すでに、外は夕方、雨のせいかうすぐらくなってきている


 「あ、そうですよね、これは眼鏡にひとつついているもので、必要なければ大丈夫なんです」


 「今度来る時、一杯あるから持ってくるわ」


 「あ…もってきていただいても構いません」


 …おいおい、この意味わかってる…

  持ってきてもゴミにしかならん、手間かけるだけ…


  最後の1発


   「じゃ、緑のにするわ!」

 

 「いるんかい❗️!!❕❗️❕」思わず声が爆発


わたしは、明後日を見上げるしかなかった。


早くこの場を離れたい


帰り際、「持ってきませんから、こちらで処分します」


これから、こんなことが一杯あるんだろうな

 

   こんなことしかない!


年寄りあるある…なんか言いたい!

…しゃべりか?


人は喋る、喋って気も晴れたり

喜びや癒しを得る人は多い


他人を巻き込んで、楽しい人生を送ってほしい


 ダメ出しのもう1発


 「取りに来るのは、本人じゃ無くてもいいの?」


優しい定員さんは…言いたい事はわかる

優しく「大丈夫ですが、……」


  もう辞めてくれ


    早く 逃げるぞ…


  はー、この先どうなることやら…