新宿角座にて単独ライブ「漁港の女」終わりました。
単独をやるぞって決まってから昨日まで、
本当にいろんな人に支えられて、なんとかやれることができました。
大げさでなく、ほんまにふくらはぎの筋力どんどん下がっていくみたいな感覚で、
なんとかやれたなあ、ほんまに、と思っております。
ツイッターとかでリツイートしてくれたり、会うたびに気にかけてくれたり、
いろいろと励ましてもろたり、応援てきなことしてもろたり、本当に、ひとりひとりの、
ひとつひとつに、奮起させられました。
単独、という話が持ち上がったのが3月頃で、
その時あたりからわたしはいろんなことに迷ったり悩んだりしていて、
単独をやる、ということについても非常に消極的でした。
ずっとマネージャーに「もうちょっと考えさせてください」と言って、
結論を延ばし延ばしにして、気づけば春も夏も過ぎていました。
単独やったほうがいいよ、と言ってくれた二人の人がいまして、
その二人に、説得ではないですけれども、いろいろと指南してもらって、
腹を括って、よしやろう、やってみよう、と思えました。
その二人がいなければ、秋も冬も過ぎていたと思いますし、
やらないまま、単独をやるやらないの話がたち消えになるのを待っていたと思います。
自分のことだと分かってもらえていると思います。
わたしをいつも良い方向に導いてくれて感謝しています。ありがとうございます、です。
単独をやると決めた時、いやこんなもん誰がくんねん、と思っていまして、
ですが、お客さんが10人でもやろう、その10人の脳天を必ずぶっ刺そう、
東京初単独の客が10人ってそれもわたしっぽくてええよな、とか思ってました。
でもやっぱり一人でも多くの人に来てもらえたら嬉しいなとは思ってたし、
準備が進んでいくなかで、こんなに沢山の人に協力してもらって、
お客さん10人でもいい、って、それってなんなんやろ、とか思い始めて、
やっぱりお客さんの数とか反応とかは幕が開くまで解消できないもので、
ずっと不安でたまりませんでした。
それが、たくさんの人の優しさで、
あんなに満席の角座にしてもらえて、本当に嬉しかったです。
こっち側のイケてるをつくるのはわたしの役目ですが、
客席側のイケてる反応や雰囲気をつくってくれたのは、
本当におひとりおひとりの感性です。
やっぱりわたしの単独くる人の感性ってのは、なんかすごいですよね。
だってこんな、たいして何にもなってないわたしの単独くるって、
やっぱりちょっと変やと思うし、でもすごい感性、でもやっぱり変で、でも最高の感性やと思うんです。
これ全然真顔で書いてます。わたしこんなん全然真顔で言えてまうタイプです。
だって本当にそう思ってしまっています。
わたしがミックジャガーなら「お前ら、サイコーだぜ」と言ってたと思います。
マジでヒコロヒーで良かったですね。
言われんで済んだけんね。感謝してね。
なんか、ここ、ってところできてくれて、ここちゃうぞ、のところは来んかった。
めちゃくちゃ行儀のいい、イケてる大人の観劇の仕方って感じで、
ちょっとびっくりさえしたし、えなんかすごい、と、こっちが脳天やられかけました。
こっち側も最高やったけどそちら側も最高やったから相乗効果きてました。
お忙しいなかお越しいただいて、遠方から来て頂いたりとかして、本当にありがとうございました。
とにかくわたしは終始ずっと、本当に嬉しかったです。
こんなにわたしに喜んでもらえてよかったね!!!
映像に出演してくれた皆さんも最高にイカしていました。
おかげで転換の間もお客さんに楽しんで頂けていたみたいでして、
出演してくれたみんなのお役目果たしっぷりが本当にすごくて、
これはいい映像にせな嘘やなと素晴らしいプレッシャーをもらえました。
映像製作はもともと好きやし、
ここでこの音のせたらおもろい、とか、このトランジションなんこれおもろ、とか、
映像でできるイケてることを模索する作業も楽しかったです。
忙しいなか予定あけてくれて前のめりで協力してもらって、
本当にみんなのおかげで、最高に変で妙なものを仕上げることができました。
どの撮影も楽しかったしおもしろかった。
あれがわたしの思う、おもしろいことです。ありがとうございました!
作家のひろちゃんとひびには、忙しいなかで、
本当にカロリー高いことを一緒にやってもらえました。
こっちでの初単独をこのお二人が一緒にやってくれて、おってくれて、本当に良かったです。
わたしのこと、今は機嫌が悪いとか、これは言いたくないとか、
そういうわがままを察してくれて一歩先で待ってくれている感じに、
本当にたくさんの局面で救われていました。
最初から最後まで甘えっぱなしでわがまま炸裂、
きいてもらえたおかげで後悔のないものをつくることができました。
何よりもうおもしろかった!ずっとおもろかった!
ここは微妙やなあ、とか、ここは膨らましたいなあ、とかの感覚が近くて、
すごくやりやすかったし、話がはやくて、とても建設的に作業ができる毎日で、
そういうの、楽しかったし、助けられたし、
たくさんのごめんなさいとありがとうです。
そのほか会社の人とか、劇場スタッフさんとか、
この大人たちもわたしのことを色々と分かってくれていて、
変な言い方ですが過干渉してこなかったのもありがたかったです。
すぐ「うるさいどっかいけ」とか言うわたしの性格を熟知してくれてたからやと思います。いやほんまなんですぐそんなん言うねんな。大人やぞ。
単独が近くなった時に事務所をずっとあけてくれていたり、
あとたぶん、わたしが知らないところでも、色々とたくさんやってくれていたのだろうなと、当日に思わされました。
こんなわけわからん生意気なだけの女に大人がたくさん動いてくれて、
全員変態やんけと思いました。嫌いじゃないです、変態!
今回は終始あたたかく、たくさんの人に、素敵な雰囲気で観て頂けまして、
本当にお越しくださったこと、素敵な反応をくださったことに
多大なる感謝をしておりまして、なんかわたしには不釣り合いなほどに
素敵な空間にしてもらって、いやもちろん、わたしもいいものはつくっていたぞという
自負もありますが、それにイケてる輪をかけて大きくしてもらえました。
決して甘んじないように、浮かれないように、
どんな形になるかは知らないですが、
もっともっといいもの、イケてるものをつくっていきたいなと思います。
今後、どうなるかは分からないし、
まだまだ悩んでいるし、迷ったりもしていますが、
コントをつくること、やることが好きだなと、今はやっぱりそう思います。
どこまで何ができるのか分からないですが、
やっているうちは、わたしにしかできないことを、
そんなもんあるんか知りませんけど、そういうことを伝えられるように、
きちんと取り組んでいけたらいいなと思います。
なんか最後のあいさつ、照れ臭くて、あんな感じになってまいましたが、
わたしが最近、本当に強く思うこと、
月並みな言い方ですが単独をやっていく上で思わされたことは、
自分のやるべきことに集中していたら、いろんなことが気にならないということです。
どんな仕事をしていても、どういう生き方を選んでも、
やっぱりいろんなことあると思いますし、ひとりひとり、それぞれに、
毎日何かしらの出来事があって、感情が湧いて、それを押し込めたり、
押し込みきれなかったり、それでも折り合いをつけようとしたり、
多分、いろんなこと、あると思うし、どうやっても、
いろんな人とか、いると思います。
むかつくこと、ふざけんなよと思うこと、びっくりするほど卑怯なやつもいるし、信じられないほどの百面相もいる、わかったくちきいてくる鬱陶しいやつもまごころ2歳で殺したん?みたいなやつも、
とにかくいろんな人がいます。
でもそういう人たちは、自分にとって新たな見解を与えてくれる人たちで、
わたしはそういう連中さえも、自分にとって良いものに昇華できてこそ一人前だと思っています。
それでもね、いろいろあってしまうかもしれませんが、
自分が自分の取り組んでいる事にきちんと集中して、必死でやってさえいれば、全く気にならないものだと思います。
気になってしまううちは、自分の集中力が足りていないということです。
だから、うまく言えないですけど、みんな頑張っていこうね、てきなことです。
自分の取り組んでいることを豊かにするために一生懸命やる、
それだけでいいと思うし、それ以外のことはよく分からないです!
はやくカンのいい業界人が、わたしのこの健気さ、
ナウシカばりの健気さに気づいてドキュメント組んでほしいものですね!
皆さんのおかげで、いい漁港の女になりました。
あなたです、あなた。
本当にありがとうございました。
これからもたくさんの人に迷惑かけたり、お世話になったりしながら、
決して現状に満足せず、もっと上を、もっといいものを、もっといい芸人になるということを目標にし、
こつこつと地道に、きちんと力をつけて、イケてることしていけたらいいなと思います。
どうかこれからもよろしくどうぞ!
追記
食うてしまったものもありますが、差し入れもたくさんありがとうございます。
わたしいつのまに師匠になったんかな思いました。
何回撮っても綺麗に写真とれなくてこの仕上がりです。
せっかくもらった最高におしゃれでかわいくて美味しい差し入れの数々、
ゴミみたいな撮り方してもうてすいません。
でもわたし一人前にインスタグラムやってます。それは謝りません。
この花束は、学生時代の先輩が見にきてくれてお祝いして渡してくれたのですが、
その人は今、歌舞伎町でブイブイ言わせてる系の大人でして、
その界隈の人たちもたくさん来てくれて本当に嬉しかったのに、
マネジャさんたちの間で「ヒコロヒーがコンプライアンスに引っかかりそうな
連中とつるんでるんではないか」という憶測を立てられていたらしく、
なんやそれ!ありゃ大事な人たちや!なんちゅう憶測や!と怒ったら、
死人づらでこちらを見つめられて、
いや死人づらでこちらを見つめてくるっていう切り抜け方なんなん?ってなりました!
後輩の脇屋敷が素敵な差し入れくれました。
してくれたこともやけど、しようとしてくれた気持ちが嬉しい。
そのほか、いろんな後輩が本番直前まで雑用をやってくれたりして、
むちゃくちゃ助かった。ええやつばっかり。
腰に手あてたり、すぐ腕くんだりする癖やめなあかんて。
生意気に拍車かかりすぎやろ。売れる気あんのか。
この写真のわたしなにこれ?こんなコントあった?親指?