瑠璃も玻璃も磨けば ヒカル☆ -10ページ目

瑠璃も玻璃も磨けば ヒカル☆

こんな日もあった
あんな日もあった
主人を膵臓ガンで亡くし
彼を胃ガンで亡くし…と、2度の死別を経験
グリーフケアの中、時間に取り残されながら
死ぬまで生きる自分の孤独を書き連ねていきます

引っ越しを機に

いろんなものを捨てた

未練がましく残しておいた

彼のもの

最小限に留め

迷うものは捨てる という

信念で

今夜が最後のこのベッド

在宅医療中

ずっと彼が横たわっていたこの

ベッドも明日には処分場へ



私の眠りは変わるかな

部屋も変わると

彼の残影もなくなっちゃうけど


それもいい

それがいい


闘病中はずっと

奥さん 奥さんと呼ばれていたけど

実際、籍は入れてなかったから

やっぱりそれがおっきいと思う


看取った事実は

すごく深く重いものだったけど

グリーフにも苦しんで

鬱と不眠と涙の解消に

多くの時間を費やしたけど

彼を亡くして3年と4ヶ月


息子と再び暮らすことは

自分の家族の場所に戻るような

温もりがあって


そこにはあまり

彼を感じられなくて

やっぱり旦那で

息子は彼を認めて慕い

すごく関係も良かったし

実父の死より彼の死の方が

ショックだったと随分

悼んでくれたけれど

それは息子の年齢的なものも

大きく関わっているんだと思うんだ

彼とは

実際には家族ではなくて


やっぱり旦那でさ


やっぱり旦那でね


私の家族は

息子と娘と

やっぱり旦那なんだよ


彼の代わりに

新居に堂々と存在出来る

『くまモン』がいるから


本当に思い切って

いっぱいゴミに捨てた


穏やかな生活が

平凡な母と息子の生活が

出来ますように


今、生きている

ただそれだけの事が

幸せなことなんだろうなって


今って

断続的に続いているものだから

生まれてからずっと

幸せって

なんらかの形で続いてきていて

私、ありがたいなって

息子にも娘にも

両親や親族にも

もちろん旦那にも

彼にも

友人にも

今生きている私の体にも

感謝しています