韓国の飲料市場は、2012年第3四半期(7月~9月)を基準に前年と比べて約9%程度成長した。エナジードリンク、ビタミン飲料などの機能性飲料が前年と比べて50%以上成長しながら、全体の飲料市場の成長を牽引した。
2012年の業界トレンドとしては、消費者の健康志向と新規商品の追求、男性による消費の増加、企業のマーケティング活動の強化と製品別プレミアム商品の発売などが挙げられる。特に、健康を意識した消費パターンが目立った1年であった。
カテゴリー別の動向としては、まず、炭酸飲料の場合、炭酸飲料に対する消費心理の回復によって小幅な成長を見せた。ジュース飲料の場合は、販売がやや停滞している中で、消費の両極化現象が続き、低所得層は低果汁ジュースを、高所得層は冷蔵用ジュースを好む傾向があった。また、水道水への不安感や食生活の便利さを追求する消費者の増加で水市場が持続的な増加の勢いを見せた。コーヒー飲料においてはプレミアム製品の増加とコーヒーの多様な味と香りを楽しむ消費者の増加により、成長が続いた。
なお、2~3年前からブームが始まったエナジードリンク分野は2012年も爆発的な成長を見せた。最近、韓国の若者の間ではホットシックス、レッドブルのようなエナジードリンクが新しい疲労回復剤として認識され、エナジードリンクの消費が増加している。エナジードリンクは男性層の購入が目立っている中、韓国コンビニ業界においては、緑茶飲料やビタミン飲料の場合、男性の購買比率が30%~35%に過ぎなかったが、エナジードリンクは70%以上に達したそうだ。
機能性飲料の分野では、ケンポナシ材料を使用した飲料も大人気を集めた。肝臓と二日酔いの解消にケンポナシ茶が効果的であるとされ、飲酒の機会が多い韓国の男性の間でヒットした。また、各飲料メーカーは緑茶市場において注目されてこなかった男性客の消費を引き起こすために、ケンポナシ茶のような男性向けの新商品の発売と多様なマーケティング活動を展開した。
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