勘違いの藤沢周と周平 | 寅のゆる〜く暮らそう

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すっかり歳を重ねてしまいました。日々体力と向かい合いながらあと少しの人生を楽しんで行けたなら幸せだと思っています

何と愚かなのか

先日、図書館で借りて来た本

ふと見ると「鎌倉古都だより」

作家は藤沢周

少し本をめくり中身を目で追ってみた

まあ、面白そうかなと思い借りることにした

 

 

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それにしてもいつも時代ものが多い

藤沢作品だが

こんなエッセイも書くんだな~と

思いながらもそのままほかの2冊と共に

愛用のリュックの中に入れ家に帰って来た

 

その夜あらためて本を手に読み始めても

さほど感じてなかった

でも読むにつれ何か違和感が出て来た

この本に出てくる周りの環境も

藤沢自身の感覚も

何か違うぞと思い始めたのである

 

こんな章が出て来た

ある種の暴力性やエロスや狂気が所々に

噴出してしまう私の

作品をどう受け止められか

 

あれ?あの藤沢作品がエロスや暴力ですか?

そして、次の行にこんなことが書かれていた

「周さん、たくさん本、出てるねえ。

本屋に行ったらまあ、あるある」

そして、買ってやったんだから、

一杯おごれとばかりに

得意な顔で私の前に本を置く。

 

あれ?それってひょっとして

おれの本じゃないよね?

友人はおれの本だと思って

買ってきてくれたわけで

 

こんな間違いが結構あるらしいです

藤沢周と藤沢周平ですか

確かに紛らわしいですね

ちなみに藤沢周さんは本名で

藤沢周平さんはペンネームだという

 

まして寅のように今までほとんど

本を読んできたことのない

初心者の読者にとっては平まで

最終確認しないまま手に取っちゃいます

 

珍事もありましたがこの本は

寅にとってはとても読みやすく

1日で読み終えました

あらためて1998年芥川賞

受賞作品の「ブエノスアイレス午前零時」

本を読んでみようと思いました

 

この藤沢周作家は1959年新潟県生まれで

内野町という場所で生まれ育ったようです

 

 

この鎌倉古都だよりという本のタイトルですが

北鎌倉在住の作家が

鎌倉周辺の散歩や子育てなど

作家生活と日常生活とが

綴られている

 

ただ、故郷愛なのか

半分は新潟での憧憬が多い

いくつになっても故郷は

原点の風景であるのですね

 

そうか、発行所が新潟日報事業社ですね

寅も先日室蘭愛をブログに

載せちゃいましたものね

寅はただのジジイでして

作家では有りませんけどね(笑)

 

 

12月、夜の眩い灯かりの下で

皆が歓喜の酒の宴で

盛り上がるこの時期

羨ましいですね~

 

1年の疲れ忘れるくらい

お酒呑んで

楽しんでほしいですね

 

 

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