2回目の手術後からです。

 

肺の部分切除手術も無事成功し退院する。

肺は手術で空気に触れると機能が著しく落ちるらしくマンションの階段を上がるだけで息切れをするようになる。(だいだい気にならなくなるまで3ヶ月ぐらいかかった。)  

手術10日後ぐらいに切除した腫瘍の結果が出たので呼吸器外科

に行く。

結果はやはり顎下腺からの転移と判明する。(覚悟はしていたが転移しているとしていないとでは生存率や今後の治療が大きく変わってくるのでショックを受ける。)

2週間後、肺の結果が出てから初めて耳鼻咽喉科へ行く。

肺への転移がなければ顎からの転移を防ぐため放射線治療を受けてもらう予定だったが、転移が見つかった今顎下腺の癌だけを治療していればいい状況ではなくなったと言われる。(癌が全身に散っている可能性があり、放射線治療をすることで体が弱り、体の他の部分で癌を発症させるきっかけになりかねないかららしい。)

2回の手術で検査で見える癌に関してはうまく切除できているので、とりあえずこのまま様子を見ると言われる。(予防的に抗がん剤を使うことを聞いたが、もともと唾液腺導管癌は抗がん剤の効きにくい癌らしく、副作用で体を悪くする可能性のほうが高いので今の段階では使わないほうがいいらしい。)

ただ担当医も迷っているらしく、もう一度呼吸器科の先生と相談して今後の方針を決めると言われる。

2週間後再び病院へ行くと今度はやっぱり放射線治療を受けてほしいと言われる。(呼吸器外科と相談したところ、手術時やレントゲンでの肺の状態は良いらしく、他の場所への転移も見られないことから)

放射線治療への不安と一度受けなくてもよいと言われたことから、すぐに心の整理がつかずもう少し考えさせてくださいと答える。

2週間後病院へ行きまだ悩んでいることを告げると、担当医からとりあえずこの後放射線科に行って話を聞いてみてくださいと言われる。

放射線科に行き話を聞き治療を受けることを決意する。(なんやかんやで結局医者の言うとおりに事が運んでいく。患者あるある。)