行政書士試験の基礎法学2問は何が出るかわからないので対策が難しいですよね。

 

ある予備校のデータによると、昨年の基礎法学の正解率は問題1が54%、問題2は17%。

2問とも難易度は高かったといえる正解率です。

 

ただ、私は運よく2問とも正解できました。

いや、本当に運が良かったんです。

 

なぜかと言うと、2問とも、あるテキストから出題されていたからです。

 

それは、行政書士試験用のテキストではありません。

 

 

これです!

 

 

 

「ビジネス実務法務検定試験2級公式テキスト」です。

 

私は少し古い本を持っているのですが、

昨年の問題1は「第7章 紛争の解決方法」の「第3節 その他の紛争の解決方法」、

問題2は「第7章 紛争の解決方法」の「第2節 民事訴訟手続」を読んでおけば正解できる問題でした。

 

これは衝撃の事実(+_+)ですよね。

 

基礎法学2問とも、ビジ法2級の公式テキストから出題されていたわけですからね。

しかもわずか35ページの同じ章から2問ですから・・・。

 

私がビジ法2級試験を受けたのは5年前ですけど、このテキストはとても実用的なので、いまだに使用しています

「第7章」は何度か読み返したことがあり、2問とも正解できました。

 

昨年の試験においては、基礎法学を完全攻略できた最強のテキストと言えるでしょう。(と言っても、試験問題を当てるために作成されたテキストではありませんが)

まあ、出題者がこのテキストを読んで出したわけではないと思いますが、たぶん実務的な問題を出題しようと言う意図があり、結果的に偶然にもビジ法2級テキストのたった35ページの同じ章から2問も出てしまったのでしょうね。

今年もまたこのテキストから出るとは思えませんが、機会があれば、「第7章 紛争の解決方法」はもちろんのこと、「第1章 企業取引の法務」「第2章 債権の管理と回収」「第4章 企業活動に関する法規制」あたりは、目を通しておいた方が良いかもしれません。

 

ビジ法2級の出題範囲には、民法、商法(会社法)、個人情報保護法なども含まれていますので、行政書士試験の基礎法学対策に加えて、民法、商法、一般知識対策にもなる試験です。

 

行政書士試験との併願をおすすめしたいところですが、昨年まで年2回(7月と12月)だった会場試験が、

今年からIBT(Internet Based Test)受験となり、試験日も6月17日〜7月9日と10月14日〜11月8日に変更になってしまったようです。

ちょっとこのスケジュールだと行政書士試験を受験する人には併願は難しいですよね。

 

ですが、来年に行政書士試験を受験予定の方には、今年の10〜11月にビジ法2級を受けることをおすすめします。

申込期間は9月29日から11月1日のようです。

合格率は約40%なので、宅建や行政書士と比べれば、それほど難しい試験ではありません。

「ビジ法2級テキスト」と公式問題集の2冊を1~2カ月ぐらい勉強すれば合格できると思います。

 

 

あと、宅建等の不動産関係の法律系試験を受験予定の方には、

今年の10〜11月にビジ法3級を受験して、来年の6〜7月にビジ法2級を受けるのもおすすめです。

リーガルマインドの醸成と民法の基礎固めに役立つと思います。

 

3級の勉強にも以下の公式テキストと公式問題集がおすすめです。

実は私もこのテキストを使用して、3級に合格してから2級を受験しました。

3級は合格率約75%と2級よりもかなり易しくなります。

 

 

 

 

「ビジネス実務法務」という名前の通り、テキストはとても実務的な内容になっていて、普段でもかなり使えます

2級と3級の公式テキストは、私は数年前まで会社の机の上に置いて、たまに読んでいました。

法律系国家試験対策にもなりますが、この本は仕事や実生活でも利用できる良書だと思います。

 

 

振り返ってみると、法律系(不動産系)の試験は、以下の順番で合格しています。

 

①2008年 宅建

②2015年 ビジ法3級

③2016年 ビジ法2級

④2017年 管理業務主任者

⑤2019年 マンション管理士

⑥2020年 行政書士

 

行政書士試験に一発合格できたのは、①〜⑤の試験勉強の積み重ねもあるのでしょうね。

 

行政書士を目指していたわけではないので、結果論ですが、

やはり、「継続は力なり」「急がば回れ」「遠回りが一番の近道」ですかね。

 

 

 

ところで、

直前まで信じられないほど色々なことがありましたが、とうとうオリンピックの開幕式を迎えますね。

 

オリンピックという言葉をタイトルにしている小説と言えば、奥田英朗さんの「オリンピックの身代金」がかなり面白いです。

 

 

奥田英朗さんの作品は20冊ぐらい読んでいますが、読んだ中では、この作品が最高傑作ですね。

(サウスバウンドという小説も好きですけど・・・)

 

1964年の東京五輪を舞台にしている長編小説ですが、若い方でも十分楽しめる極上のエンタテインメント小説です。

 

戦後復興のシンボルとなり多くのレガシーをもたらした東京五輪の熱気が伝わる小説を読みながら、

コロナ禍に開催されている東京オリンピック2020の意義について考えてみるのも良いかもしれません。

 

私は、身近に医療従事者がいることもあり、とにかく、オリンピック開催を契機として、新型コロナの感染拡大、中等者・重症者の増大、医療体制の崩壊、そして、亡くなる方が増えてしまうことがとても心配です。

 

医療現場の方は、この1年半の間、感染するリスクと感染させるリスクに精神的に大きなストレスを感じながら、コロナ禍で増えた休日出勤も厭わず、自分の時間を犠牲にして、人命のために全力を尽くしています。

 

医療従事者の方には、ただただ頭が下がる思いです。

 

私は先週ようやくワクチンの1回目を接種しましたが、新型コロナが早く収束することを心から祈るばかりです。

 


 


 

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