先日、本屋に行くと、宅建の願書が並んでいました。

そういう時期なんですね。

 

少し昔の話になりますが、宅建合格体験記を今回は書きたいと思います。

 

私が宅建を受験したのは、まだ宅地建物取引ではなく、宅地建物取引主任者の時代でした。

40代の時に人事異動で単身赴任することになったのですが、

異動発表後、単身経験の長い元上司から電話があり、

「単身赴任なら時間もできるから宅建の勉強すれば?この4冊で勉強すれば、絶対、一発で合格できるから

と宅建の受験をすすめられ、元上司が一発合格できたおすすめの教材を教えてくれました。

(元上司も一発合格できた知り合いからすすめられたそうです)

 

その4冊がこれ、「らくらく宅建塾シリーズ」です。

  

  

 

 

 

Amazonの宅建売れ筋ランキングのベスト10に4冊とも入っています。

書店でも平積みになっていましたし、今でも不動の人気を誇っているようですね。

 

それと、元上司は使っていなかったのですが、私は試験直前に同シリーズの予想模試も購入しましたので、合計5冊になります。

予想模試は2回分だったのが、今は3回分になっているようですね。

 

 

私が受験した頃は、教材の著者は宅建学院総長の佐藤孝先生、出版社は週刊住宅新聞社でした。2021年版では、佐藤孝先生の名前は見当たらず、出版社も宅建学院になっていますが、教材のわかりやすさは変わっていません。

 

 

転勤後、すぐに教材を購入しようと思っていたのですが、初めての単身赴任生活になかなか慣れず、新しい職場もとても忙しく、結局、教材を購入したのは7月に入ってからでした。

 

それまでに簿記やFP試験は受けていましたが、法律関係の試験を受けるのは初めてでしたし、不動産関係の仕事ではないので宅建知識もゼロ。

でも、そんな宅建初学者にとって、この教材はとてもわかりやすかったですね。

難しい法律用語を使用せず、平易な言葉で書かれていて、法律初学者でも抵抗なく勉強することができます。

例えて言うと、わかりやすくて有名な予備校講師の授業をそのまま活字にしたようなテキストです。

読んでいて面白いので、眠くならないのが良かったですね。(笑)

内容も合格に必要な知識が凝縮されていて、テキストも過去問集も無駄がない印象です。

 

そして当時は権利関係を詳しく解説したDVDが付録としてついていました。(今はどうなんでしょう?)

たぶん最初からついていたのではなく、ハガキで請求したような記憶があります。

宅建学院総長の佐藤孝先生がヨドバシカメラのCMソング「〜まあるい緑の山手線、まんなか通るは中央線〜」(原曲は19世紀のアメリカ歌曲)の替え歌を歌うのですが、これが秀逸で権利関係が完璧に暗記できる替え歌でした。

 

予想模試には、語呂合わせ暗記カードがついていました。

小学校時代に読んでいた「学研の学習」(若い人は知らないですね😁)の付録みたいに、遊び感覚でいつの間にか覚えてしまう、楽しく優れた教材でした。

 

 

テキストもDVDも模試もとてもわかりやすくて面白くて、佐藤孝先生という方は、天才だと思いましたね。

(残念なことにテキストもDVDも全部捨ててしまいました)

 

当時の手帳を見ると、勉強した日は合計で35日間です。

7月に3日、8月に5日、9月に15日、10月に12日とかなり飛び飛びに勉強しています。

ですから、35日間といっても、1カ月ちょっとで集中して勉強したのではなく、勉強をスタートした日からは3カ月かかってます。

これは7月中旬に一度勉強を始めたものの、忙しくて中断し、実際には8月下旬から土日中心に勉強をし始めたためです。

学習時間はよくわかりませんが、合計で150~200時間ぐらい勉強したと思います。

 

試験直前の月曜日が体育の日(今だとスポーツの日)で祝日だったので、この土日月の三連休は猛勉強してました。

やはり、資格試験はなんでも、直前の問題演習が一番大事だと思います。

(今年はオリンピックの強行開催により、スポーツの日は10月にありませんので、休日追い込み型の私は不利ですね)

 

教材別の勉強日数はこんな感じです。

①「らくらく宅建塾」→約7日

②「過去問宅建塾<1>」→約10日

③「過去問宅建塾<2>」→約11日

④「過去問宅建塾<3>」→約6日

⑤「ズバ予想宅建塾 直前模試編」→約1日

 

学習方法はこちら。

1.①を一単元読み、その単元に該当する②の問題をやる。

2.途中から、①を先に全部読む方法に切り替える。

3.①を読み終えたら、②〜④の問題集をひたすらやる。

4.②〜④の1周目が終ったら、試験慣れと実力を診断するために⑤の1回目をやる。

5.②の間違った問題をやる。

 

そして、続いて、③④の間違った問題と⑤の2回目をやって、最後に①〜⑤の総復習を行う予定でした。

でも、試験直前の平日はほとんど勉強ができなかったため、③の間違った問題をやっている途中で試験当日を迎えることになってしまいました(-_-;)。

 

不安を抱えたまま、試験会場に向かい、試験当日は、あまりできた実感は無かったのですが、

翌日の予備校の解答速報で答え合わせをしたら、

37点/50点でした。

結局、その年の合格点は33点で、無事に合格できていました。

合格率は16.2%で、過去20年間の合格率は15.2%から17.9%の間※ですから、まあ平均的な難易度だったと思います。

※昨年の2回目の試験は除きます。

 

このわかりやすい5冊の教材を使わなかったら、短期間の合格は難しかったと思います。

 

私のような、

①宅建初学者

②法律関係の試験を初めて受ける

③不動産関係の試験を初めて受ける

④短期間の勉強で合格したい

⑤合格に必要な最低限のことだけ勉強したい

⑥難しい法律用語は嫌い

⑦わかりやすい表現の教材が好き

⑧わりと語呂合わせが好き

な初学者にぴったりの教材でした。

 

それと、上記の5冊以外の教材には手を出さず、この教材だけやれば合格できると信じて最後まで取り組んだことが良かったのだと思います。

 

「らくらく宅建塾シリーズ」は、宅建受験者のバイブル、そして不朽の名著ではないでしょうか。

 

 

こうして振り返ってみると、この教材を使用していなかったら、私は宅建に合格できなかったかもしれません。
 
そうすると、管理業務主任者・マンション管理士・行政書士試験も受験することはなかったでしょうから、
この不朽の名著を産み出した宅建学院総長の佐藤孝先生にとても感謝しています。
 
この場を借りて、御礼申し上げます。
素晴らしい教材をありがとうございました。
 
(もちろん、紹介してくれた元上司にも感謝しています)
 

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