前回のブログでは、私の昨年の学習経験をもとに、半年の独学で合格できる可能性を探りました。

 

 

その結果、半年間、平日も土日も毎日3〜4時間の勉強をすれば、

私とほぼ同じ学習量をこなせることがわかり、合格の可能性があることがわかりました。

 

今回は半年の独学で合格を目指す具体的な学習戦略をご紹介したいと思いますが、

実際に使用した教材を絞り込み、試験2カ月前で分けて考えてみました。

私の学習方法だと9月14日までは月100時間、9月15日以降は月120時間は必要だと思いますが、これは個人差がありますので、あくまでも以下の学習計画をやることが目標になります。

当然、1週間でやるべきことが平日5日間で終われば、土日は勉強する必要はないと思います。

 

この半年の独学計画で、

最初の4カ月でスー過去と肢別過去問等で基本をしっかり固めて、

直前の2カ月の過去問・予想模試演習で実戦力が身に付けば、

経験上、本試験での点数も問題を解くスピードも飛躍的にアップすると思います。

 

 

<9月14日までにやるべき学習(月100時間、週25時間ペース)>

 

①「伊藤塾総合テキスト」を最初に一読、別冊六法は試験日まで使用

 

②「判例集」は判例問題を解くたびに索引

 

③スー過去4冊を7月末までに2周(憲法は1周)し、過去問未出問題を攻略

 

 

 

  

 

④肢別過去問を7月までに2周、憲法・行政法・商法は9月14日までに3周

 

⑤出る順記述式問題集を7月以降に2周し、記述式問題を攻略

 

⑥合格革命「出るとこ千本ノック」を8月に1周し、過去問未出問題を攻略

 

⑦「ニュース検定」を8月に一読し、一般知識の政経社を攻略

 

⑨「行政書士民法改正攻略」を8月に一読し、出題が予想される民法改正問題を攻略

 

➉「民法・行政法解法スキル完全マスター」を9月に一読し、解法スキルを習得

 

 

<9月15日以降にやるべき学習(月120時間、週30時間ペース)>

 

①「詳解行政書士過去5年問題集」の1回目(3時間計って行う)

 

②TAC、出る順、合格革命の模擬試験9回分(3時間計って行う)

 
 
 

 

 

 

③「肢別過去問集」の「行政法」のみ4周目

④合格革命「出るとこ千本ノック」2周目

⑤点数が悪かった過去問、模擬試験の2回目(令和2年は必ず2回やる)

⑥「詳解行政書士過去5年問題集」の行政法(択一式)のみ2回目

⑦条文学習(特に憲法、行政法)

⑧記述式問題対策

⑨一般知識対策 などなど

 

問題集、過去問、予想摸試の答え合わせの際には、面倒くさいのですが、なるべく六法、判例集を索引して勉強をすすめました。

なぜなら、試験問題の90%は六法か判例集から出題されていると言っても過言ではないからです。

それから、直前2カ月における過去問、予想摸試は必ず3時間通してできる時間帯を前もって決めておいて取り組みました。

ある意味、行政書士試験で一番大事なことは問題を解くスピードだと思います。

過去問を解くのに最初は3時間半以上かかって唖然としましたが、過去問と予想摸試を15回経験したら、本試験は2時間5分で一通り試験を終えることができました。

直前2か月間で20日以上ある土日祭日をうまく使って、本試験と同じ時間帯13時~16時に試験問題を解くことをおすすめします。

 

私は試行錯誤のうえ、無駄な教材も購入したので、5万円以上の出費になりましたが、

上記の16教材であれば、約3万5千円になります。

 

あと、どうしても、時間が取れないときは、「スー過去の行政法」「スー過去の憲法」「民法大改正スピード攻略」「民法・行政法解法スキル完全マスター」の4教材には手を出さず、その分、伊藤塾の総合テキストで行政法と民法を勉強するようにすれば、学習時間の短縮にはなります。

4教材を除いた12教材であれば、約2万7千円の出費ですみます。

それと、この学習方法は、記憶力の落ちた50代後半の私が210点で合格した学習量です。

記憶力の優れた20~30代の方が、180点ギリギリで合格を目指すなら、もっと学習量も教材も減らして良いのかもしれません。

 

あまり、おすすめはしませんが・・・。

 

 

以上が、私のおすすめする、

「半年で行政書士一発合格を目指す独学戦略」です。

 

短期合格を目指す受験生の独学計画の参考にしていただければ幸いです。

 

 

ところで、

GW中にどうしても大好物のうなぎを食べたかったのですが、

外食を自粛していたため、老舗の鰻屋からテイクアウトしてきました。

 

お店のホームページでは肝吸いはテイクアウトでは扱っていないとのことでしたが、

ダメ元で電話して聞いてみたら、

肝吸い用の使い捨て容器が無いだけで、ポットか何か持参すれば提供できるとのこと。

 

肝吸いのためなら、「ポットでも鍋でもやかんでも何でも持っていきます!」

と返事をして、無事に肝吸いもテイクアウトできました。

 うなぎに肝吸いは欠かせません。

やっぱり、試験も肝吸いもあきらめないことが大切ですね。