タイトルに「行政法を9割正解」なんて、
偉そうに書いてしまいましたが、記述抜きの話です。
話に信憑性を持たせるために、
昨年の行政法の択一と多肢選択の得点を書いておきます。
択一は19問中18問=72点/76点、
多肢選択は8問中7問=14点/16点、
合計86点/92点、正答率は93.5%です。
私は宅建やFPの資格は持っていましたが、
行政法はド素人で、最初はもう、何が何だか、わけがわかりませんでした。
公務員でもありませんし、公務員試験を受けたこともありません。
行政法なんて過去に勉強したこともありませんし、
「行政法」という一つの法律があると思っていたぐらいです。
そういう行政法ド素人が、
93%も正解できたのは、
何か理由があるのではないか。
その理由がわかれば、
私と同じような行政法ド素人の方に、
参考になるのではないか。
そう思ったので、
行政法の勉強方法を振り返ってみたいと思います。
多くの人がやっている勉強方法を紹介しても仕方無いので、
過去問、模擬試験、判例集、六法以外で、
たぶん、あまり皆さんが使用していない教材をご紹介したいと思います。
それは、
「新スーパー過去問ゼミ行政法」、
いわゆる「スー過去」の「行政法」です。
(そうそう、「スー過去」という言葉も行政書士の勉強で始めて知りました!)
「スー過去行政法」の勉強を始めた時期は約1年前の4月14日です。
今年は試験日が11月14日で昨年より6日遅いので、
今年なら、4月20日から始める感じですかね。
勉強を始めたのは4月ですが、
購入したのは、まだ、受験するかどうか決めかねている12月下旬でした。
ふらっと入ったブックオフでたまたま見つけました。
書き込みは一切ありませんし、
帯もきれいですし、愛読者カードのハガキも入ったままです。
折れも汚れも全くなく、完全に新品同様です。
(これを売った人はどういう人なのだろう?)
定価1980円の本が、1000円で手に入ります。
買いです!
この本が行政書士受験のために、初めて買った本になりました。
(つまり、ブックオフで受験を決意したようなものです・・・)
しかし、帰ってからネットで調べてみると、
行政書士試験の勉強で使っている人はどうも少数派なので、
実は、その時は買って失敗したかな、
と思いました。
しかし、「スー過去民法」のⅠ・Ⅱの1回目を4月10日に終えて、
すっかり「スー過去」という教材のファンになってしまいました。
「スー過去」の良いところをまとめると、
①理解が深まる「構成」(必修問題→POINT→実戦問題)
②重要知識をコンパクトにまとめた「POINT」(かなりスグレモノ)
③「解説」のわかりやすさ(1行解説とSTEP解説)
④柔軟で丈夫な「製本」(本を開いたまま置ける)
⑤目に優しい「二色刷り」(中高年には重要)
⑥上質な手触りの良い「紙質」(ほんとに手触りが良いのです!)
などなど、強力な独学受験生の味方ですね!
(まるで実務教育出版のセールスマンみたい・・・)
「こんな素晴らしい教材なら、行政法もやった方が良いのでは。それに民法が行政書士受験生にこれだけ人気あるんだから、行政法も間違いないだろう」と思い、
「スー過去行政法」も始めることにしました。
受験生の中には、
行政法は、過去問から繰り返し出題されているので、
わざわざ公務員用の問題集をやる必要なんてないと、
思われている方もいると思います。
でも、私はやって良かったですね。
「スー過去民法」同様、
「スー過去行政法」もとてもわかりやすかったですし、
それに、実際の本試験でも役に立ちました。
過去問で解ける問題でも、
もちろん役に立ちましたが、
過去問知識だけでは正解できない問題、
例えば、問題9、24、44で検証してみましょう。
問題9は正解肢1番を選ぶ問題ですが、
判例(最判昭36.3.7)を知っていれば正解できる問題です。
どうもこの判例は、公務員試験では頻出判例のようで、
「スー過去」にはこの判例を扱う問題が2問も出ていました。
(平成17年度地方上級と平成25年度国税専門官で出題されています)
問題24は正解肢5番を選ぶ問題ですが、
これは全く同じ問題が「スー過去」に出ていました。
(平成24年度地方上級に出題されています)
なので、5番目の肢を読んで、即答することができました。
また、肢3も同じような問題が「スー過去」に出ていました。
(肢3は平成18年度地方上級に出題されています)
問題44は記述式ですので、出題形式は違いますが、
「スー過去」には、
「換地処分を受けた者が、当該換地処分の無効確認訴訟を提起することができる」
という本試験と全く同じ内容の平成25年度国家総合職の択一問題が出ています。
被告に関する記述はないので、
本試験で満点の20点を取ることはできませんが、部分点は取れたと思います。
私が確認できたものだけなので、
たぶん他にもあると思いますが、
上記3問は、
過去問知識では正解できないが、
「スー過去」の知識だけで正解できる問題です。
これだけでプラス20点ぐらいの価値があると思います。
他にも、過去問知識では無理だけど、
「スー過去」知識だけで正誤判断できる肢がいくつもありました。
多肢選択の問題42も「スー過去」知識だけで全問正解できました。
当り前ですが、
行政法も過去問以外の問題が必ず出題されます。
過去問だけやるのと、
「スー過去」も併用するのでは、
かなり差がつくのではないでしょうか。
行政法を9割以上正解できたのは、
運が良かったことはもちろんですが、
たまたまブックオフで買った、
「スー過去行政法」に取り組んだことが大きいと思います。
(1回目は4月、2回目は7月にやりました)
実は、この「スー過去」話は続きがあり、
行政法の後、「スー過去」の憲法も購入して勉強しました!
結局、主要三科目の憲法・民法・行政法はスー過去にお世話になりました。
「スー過去」の勉強が一通り終わった後に知ったことなのですが、
7月下旬に発売になった横溝先生の本を立ち読みすると、
「おすすめの問題集」の中に、
公務員試験用問題集としては唯一、
「スー過去(憲法、民法Ⅰ・Ⅱ、行政法)」4冊が選ばれていました!!
これを読んだときに、
3月からずっとスー過去4冊で勉強したことは、
誤りではなかったのだと妙に安心するとともに、
自信がわいてきたことを覚えています。
(横溝先生、ありがとうございました。)
ところで、
「売り切れ続出」「出荷停止」で、
今話題のアサヒの生ジョッキ缶が、
近くのお店で売っていたので買ってきました。
アサヒ独自の「自己発泡」という技術で、
ジョッキに注いだような泡が缶を開けると出るようです。
まだ飲んでませんが、楽しみです。
でも、
これ、
コロナ禍、
渋谷とかで問題になっている、
公園とか高架下とかでの路上飲みを、
助長している商品に思えてしまいますね。
まあ、でも、最近の若者はビールは飲まないから関係ないのかな。
もしかしたら、私のような中高年オヤジが、
新橋の広場あたりで、
この生ジョッキ缶をプシュと開けて、
赤い顔で乾杯しているのかもしれませんね。
何れにしろ、
若者もオヤジも、
コロナ禍の路上飲みはやめましょう。