「行政書士試験の民法は過去問から出ないんだよね」

って、常識化した情報ですよね。

 

でも民法は本当に過去問から出ないのか、検証してみました。

 

民法択一式9問中、

過去問知識のみで正答できる問題数は、

2016年 3問

2017年 1問

2018年 2問

2019年 1問

2020年 2問

過去5年平均1.8問です。

民法択一は過去問知識だけでは、

9問中2問も正解できない、ということです。

 

やはり、

「民法は過去問から出ない」

という情報は本当の常識だったんですね!

 

でも、もう少し詳しく調べてみましょう。

 

民法択一9問45肢中、

過去問知識の出題はどのくらいあるでしょうか。

 

例年は45肢中10肢前後だったようですが、

2018年は15肢

2019年は13肢

と増加傾向にあります。

 

これは民法についても、

過去問のストックがたまってきたため、

繰り返しの出題が避けれなくなってきたものと、

考えられます。

 

ただ、今後は民法改正に関わる問題が、

新たに出題されることを考えると、

過去問知識だけで民法を攻略するのは、

不可能だと思います。

 

やはり、最新版の「スー過去」と、

 

 

 

2021年度対応の「模擬試験」で、

 

 

 

過去問以外の問題演習も行いながら、

知識を身に着けていくしかないと思います。

 

 

 

ところで、先日、

全米図書賞を受賞して話題になった

柳美里さんの「JR上野駅公園口」を読みました。

 

 

柳美里さんは、処女作「石に泳ぐ魚」の、

プライバシー権および名誉権侵害に関する判例が、

行政書士受験生としては、有名かもしれませんね。

 

「JR上野駅公園口」は一言で言うと、

上野公園でホームレスとなった福島県出身者の男性が主人公の話です。

 

文庫本で170ページ足らずの小説ですが、

フクシマ、オリンピック、ホームレス、

天皇制、明治維新、資本主義などなど、

重苦しいテーマが詰まっています。

 

これだけのテーマを詰め込むと、

物語として破綻してしまうような気がするのですが、

柳美里さんの筆力と取材力により、

現代日本社会の光と闇を炙り出す傑作に仕上がっています。

 

読んで元気が出るような作品ではありませんが、

特に、私のような中高年の男性は、

主人公のホームレスの生き様に、

きっと心が揺さぶられると思います。

 

 

 

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