さて、行政書士試験の目標点数はどうすべきでしょうか。

 

目標点数なんて設定しても意味がない、

という方もいらっしゃると思いますが、

私はとても大切だと思っています。

 

 

以前、合格基準の180点を目標点数にしている記事を

ネットか何かで見かけたことがあります。

 

確かその記事は、

一般知識を24点(最低ライン)と仮定して、

残りの156点を法令科目でどう得点するか

という内容でした。

 

この記事を読んだとき、

と、違和感を感じました。

 

180点を目標にして勉強していたら、

とても180点をクリアできない

と感じたからです。

 

 

行政書士試験に限らず、

過去に受けたFP、宅建、マン管でも、

目標点数は高めに設定しました。

大体、合格基準+2割を目標にします。

 

特にマン管などは、合格点が8割近くになりますので、

8割+2割の10割、つまり満点を目標にして取り組んでいました。

10割を目標にしても、本番では8割を取るのが精一杯です。

マン管は合格することにおいては、

行政書士試験より難しい試験だと思います。

 

では、行政書士試験は何点を目標にすべきでしょうか。

6割180点+2割の240点としたいところですが、

記述式の難易度が高いので、

 

択一・多肢選択で8割の192点、

記述式は5割の30点、

合計222点を目標点数にします。

(222という数字は強運のエンジェルナンバーと言うらしいです)

※それとこれは後から知ったことですが、2月22日がなんと行政書士記念日!です。

  (行政書士法の公布日が昭和26年2月22日であることが由来!)

  目標点数を222点にするといいこと(合格!)ありそうですね。(笑)

 

択一の目標点数が8割ですから、

肢別過去問やスー過去の正答率も、

80%を目標に勉強します。

もちろん、正答率を100%にするのが理想ですが、

多忙な会社員、主婦には難しいと思います。

 

私は肢別過去問とスー過去の正答率が80%程度になったら、

5年分過去問と模擬試験を使用して、

3時間以内に解答する演習に集中しました。

 

試験対策としては、

直前期の5年分過去問と模擬試験の高速回転が、

最も大事だと思います。

 

 

それから、目標点数の設定をしたら、

科目別の得点計画を考えることも大事です。

 

こんな感じです。

 

択一式で128点

 基礎法学・憲法で7問中5問(20点)

 行政法で19問中17問(68点)

 民法で9問中7問(28点)

 商法(会社法)5問中3問(12点)

 

多肢選択式で20点

 12問中10問

 

一般知識で44点

 14問中11問

 

これで合計192点になります。

 

 

直前期の過去問・模擬試験演習においては、

上記の得点計画と比較して、

自分の強みと弱みを把握します。

(最初は弱みだらけですが・・・)

 

 

そして、この得点計画の本当の目的は、

記述抜きで180点以上を獲得し、

試験日に合格を確定させることにあります。

 

なぜか。

 

記述式で高得点を狙うのはリスクがあるからです。

 

例えば、私は市販の模擬試験を9回やりましたが、

記述式の点数だけ抜き出すと、

11点、14点、14点、20点、20点、10点、30点、8点、40点です。

 

単に、私が、記述式対策に失敗しただけかもしれませんが

できる時とできない時の差が激しく、

安定的な得点源にはとてもできませんでした。

 

民法2問中1問は難しい問題が出題されますし、

たまたま自分が覚えていない条文の問題が出たり、

ケアレスミスで問題文を勘違いでもしたら、

3問中2問、つまり40点は簡単に失ってしまう可能性があります。

 

また、行政書士試験は、

記述式で合格者数(合格率)の調整をしているようなので、

択一式が簡単だった年度は記述式の採点が厳しくなり、

記述式の得点が思うように伸びない可能性があります。

 

こうして色々考えると、

記述式抜きで180点以上取ることを目標にするのが、

一番リスクが低い合格戦略になります。

そのためには、

8月ぐらいまでは、

肢別過去問とスー過去で、

択一式対策を万全にすることです。

 

だからと言って、

私みたいに記述式問題集を8月からやるのも危険です。

遅くとも、7月までには記述式問題集もスタートさせた方が良いと思います。

記述式は以下の問題集がおすすめです。


 

ところで、かなり昔に読んだ「脳に悪い7つの習慣」

という本に書いてあったのですが、

「人間の脳はそろそろゴールだと思うと、

もう頑張らなくていいと判断し、

脳の血流が落ちて、

思考力や記憶力がダウンする」そうです。

 

これを行政書士試験の目標点数で考えると、

180点をゴールとして勉強をしていると、

実際に模擬試験や過去問で180点以上の点数を取ったとき、

脳が「もう頑張らなくていい」と判断し、

思考力や記憶力がダウンする可能性があるということです。

 

また、テストで見直しをした時、

最初の答えの方が合っていることがよくありますが、

これも、脳の血流が落ちているからかもしれません。

 

ちょっと、最後はかなりこじつけになってしまいました(笑)。

 

10年以上も前の本ですが、

関心のある方は、是非、ご一読ください。

 

 

 

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