コロナで自宅療養中、録画をバンバン見ています。
「くすぶり女とすん止め女」
郁子(西田尚美)
とてつもないモラハラ夫に25年間虐げられてきた49歳。
家に帰って来ると、冷たい顔で妻を小間使いのように扱う夫。
妻 「 家に帰って来るだけマシ・・・・」
家に帰ってくるなり妻の買い物レシートをチェックして、
向こうのスーパーより18円高い卵を買ったと説教が始まる。
それでも妻は 「 買い物出来るだけマシ・・・。」
「君は外で働いたことないんだから、俺の言うことだけ聞け!」
と恫喝され、作った料理を捨てられても、
妻は 「 (直接)殴られないだけマシ・・・。」と我慢してきた。
そんな時、全寮制の学校をやめたいと息子が帰って来ると、
息子の人間性を踏みにじり、なじり続ける夫。 妻にも、
「1円も稼いでないんだから子育てくらいちゃんとしろ!」
耐えきれず子供二人と実家に帰ると、田舎の親からも
「高給取りの旦那に黙って養われるのが女の幸せ」
と、理解されず。
行き場がなく夫が実家に送って来た航空券で東京に戻ると、
「 家事放棄、子育て放棄、飛行機代を謝罪しろ!
妻は夫の所有物なんだよ! 二度と勝手にでかけるな!」
ところが実家にいる間に少しだけしたバイトで、
郁子が主婦らしい細やかさでトラブル対応した姿を見ていた、
東京のPRコンサルティング会社の八田(渋谷謙人)から、
自分の会社で働いてみないかと誘われます。
モラハラ夫と別れて子供二人を養うため、
郁子は勇気を持って25年ぶりに社会人に復帰する決意をします。
もちろん、夫に内緒の二重生活。
くたくたになりながらも子供二人に支えられ働く郁子。
でも子供たちは外で働き始めた郁子は笑顔が増えたと、
安心したよう。
( 最初は25年前のファッションとメイクで笑えましたが )
郁子は家庭を持つ女性の感性を生かして、
仕事で喜ばれていきます。
結局 夫にバレて出て行けと脅されますが、
郁子はもう一人じゃないのだ!
もう一人の女、25歳の工藤ほのか。
恋も仕事も上手くドライにこなそうとするものの、
努力してもセクハラで思うような評価は得られず、
逆に出会い系で出会った男にストレスをぶつけまくったり、
人としての可愛げは失われるばかり。
そんな ほのか、不慣れな郁子と仕事でペアを組まされ、
苛立ちを隠せません。
「 何で49歳にもなって社会に出て来たんですか!?」
「 あなた方世代(の愛想だけ振り撒いてた女性)のせいで、
私達がどれだけ働きにくいか、分かってますか?!」
ほのかは・・・父親に軽んじられる専業主婦の母親の後ろ姿を、
冷やかに見て育っていたのでした。
なので恋愛や結婚に自分の犠牲を払いたくないと、
真剣になることに及び腰になってるのかな。
でも普段から夫の顔色を見てきた郁子です、
ほのかの癇癪に寄り添うことが出来るのです。
ほのかが郁子に感情をぶつけている最中、
郁子の子供から電話が。
郁子 「 うん、急いで帰ってご飯の支度するね。」
見ていた ほのか、
「 行動した郁子の方が(自分の母親より)マシなのかも 」
そう感じる気持ちが芽生えたようです。
郁子が働いてる会社が、実は夫の所属する会社で、
同じビル内にいた、と言うのは、
まぁドラマの都合上 許すとして。
実際、頼る人がおらず、役立たずと言われ続けていると、
なかなか勇気は出ないだろうけど、
自分の人生は自分にしか変えられない、
そういうことなのかな。
続きも楽しみです。