『不屈の踊り子』


毎夜毎夜酒を浴び

くだを撒き散らかしては

周りの粗ばかりが目についた

かつての俺


真っ直ぐ前を向いてりゃ

雑音なんて入らない

視界もピンポイントで

見晴らしのいい爽風


下手なダンスずれたリズム

それでも身振りは大きく

しなやかにしなれ不屈の踊り子


今週俺は何を感じた

先週になかったものは何だ

ぼんやり生きてりゃ見過ごしちまう

命のヒントを掻き集めろ

毎日毎日が勝負なんだ

言い換えりゃ全てが通過点だ

節目も晴れ舞台も

ただの積み重ねと冷めた顔で

猛炎は身体ん中


努力する自由があり

いつでも腹は満たされ

恵まれすぎた時代に

霞む闘争本能


無駄な動き削ぎ落として

骨と皮のような人生

さあここから必要な贅肉を選べ


全てに感謝できる自分と

全て排除したがる自分を

上手く飼い慣らせず血だらけの両手で

愛するものを撫でる

刻一刻と減っていく砂

所有量は誰しもが不明

今日もし死んでも

未練残すくだらねえ生涯はごめんだ

魂で動け


感謝を込めて 今とサヨナラ

居心地の良さは猛毒

苦い良薬 噛みながら次へ


今週俺は何を感じた

先週になかったものは何だ

ぼんやり生きてりゃ見過ごしちまう

命のヒントを掻き集めろ

毎日毎日が勝負なんだ

言い換えりゃ全てが通過点だ

節目も晴れ舞台も

ただの積み重ねと冷めた顔で

猛炎は身体ん中