『ありふれた運命』
運命の悪戯って言葉
生み出した人は天才じゃないのだろうか
悪戯が過ぎるぜ神様
あれもこれも一緒 僕らだけいいのでしょうか
ちょうど半分ずつのパープル
花開いた
パスタはトマトクリーム派とか
泳げないのに海が好きとか
東野圭吾昨日読んだとか
同じ生き物みたいだ
メールや電話のタイミングとか
墓参り大事にするとか
プリンは固めの方が好きとか
これが運命じゃないなら
他に何があるっていうんだ
騒がしく毎日生きてたら
いつの間にか四季はぐるりと三周もしてた
まるで家族のような
愛しい君
同じベッドで手を繋いで
なんとなく将来を夢見て
そこには言葉なんてなくても
通じ合えてりゃいいさ
トキメキが全てじゃないのさ
会話なくても苦にならない
そう思ってたのは自分だけと後で知った
他人みたいな顔の
君が立ってる
二番目にジェノベーゼが好きとか
森林浴に興味あるとか
今読んでる漫画のタイトルも
全部聞き流してた
仕事で構う時間がないのは
2人の未来のためでもあると
君にも自分にも言い聞かせて
涙も通り越した
その表情を見落としてた
ずっと長いことしてなかった
キスを久しぶりにしたのは
サヨナラを決めた日だった
今までありがとうのキスだった