『リスタート』


今僕の中で眠っている獣

そっと撫でてみる

空は少しずつ熱を帯びてきた

そうさ繰り返してきた光景だ

リスタートには慣れっこなんだ

寂しさや不安は

後に笑い話に変わってくれるさ


都会の夜空に星を信じよう

吹雪に埋もれた愛を見つけよう

なりたい自分になれなかったからこそ

手の届く笑顔がきっと待ってる


いつか夢に出てきた映像が

僕を明日へと連れ出す

幻とはどうしても思えなくて

常識なんて所詮

ただの最大公約数にすぎないんだ

見たいのは僕にしかできない事で

君が笑うところ


小さい部屋から大空を見せよう

教科書に載ってない愛を差し出そう

なりたい自分になれなかったからこそ

やりたい事まだまだ残ってる


「これでいいや」は言いたくないから

休み休みでも高みを見続けたいな


今僕の中で眠っている獣

そっと撫でてみる

空は少しずつ熱を帯びて闇が溶けてく