『道しるべ』


自慢できること 特にない人生

誇れることあるとすれば

それは君だ

君と出逢えたことだ


生きた心地 常にない人生

荒れた心 整う時

それは君だ

君と唄った時だ


喉が渇いているからこそ

井戸水の中の星空を見つけられる

流れ星も思いのまま

その存在が道しるべ


変化の手応え 感じられたとて

実際は大して 変わってないのさ

だけど君が

前より楽しそうなら


僕の冴えない毎日でも

いくらかは役に立っている

その瞳に映る星になること

生き甲斐になる


世界のカラクリを知り過ぎてしまっても

行き場のない海を泳いでも

君がそこで笑ってくれたら

笑ってくれさえすれば

それこそが道しるべ