韓国から衝撃的なニュースが入った。

 

撮影の為に、

足にワイヤーが巻き付けられた馬が、

演者を乗せた状態で走らされて、

あろうことか、タイミングを見計って、

多数の人間によってワイヤが引かれた

という事件。

直後、大きく一回転して

首から思いっきり地面に追突している。


通常の撮影の如く

「カット」という言葉が響く。

 

馬は、そのままピクリともせず、

一週間後に死亡

という、非常に残忍な事件。

 

その激しさが凄まじく

見るからに痛々しい。

衝撃過ぎて、声が出なかった。

 

幾つかのニュース番組で

取り上げられていたものの、

抗議するような内容のものは無く、

ただ、淡々と出来事の一つとして流れていた。

 

下らないスキャンダルは

延々と時間を掛けるのに、

韓国の出来事だからか、または、

動物の生き死になど大した事ではないのか。

 

調べてみると、馬は競走馬で、

走ることが出来なくなった為に

レンタルされたものだという。

 

その先に待ち受けている事として、

馬は解体され馬刺しになるらしい。

どうせ殺すなら、派手に殺そうという訳か。

 

大豆ミートが世界の主流になって、

人間の為だけに生かされて、

そして、殺される動物がゼロになったら

どんな世界になるんだろう。

…そんな日は来ないんだろうけれど。

 

あんな撮影をしないとならなかった

あの場にいた人間たちの心を知りたい。

そして、これから韓国の人たちが

どうジャッジをするのか見届けたい。

 

引退競走馬「カミ」の冥福を祈る。