先月の9月23日。
ひびき結成20周年を迎えました。
語りたい想いも、紡ぎたい言葉も沢山あるけれど、いま言いたい事は「ありがとう。」
久しぶりに電車に乗って、路線図を見てたらさ。
あそこも、ここも、そこも、どこも、たくさんのたっっくさんの、想い出が散りばめられていてね。
東京も神奈川も千葉も埼玉も静岡も。
いろんな所行ったよね。
いろんな音を奏でたね。
いろんな事があったね。
でも、辛かった事は思い出されない。
そこには笑顔のあつひとと、汗で濡れたギター、頭に流れるひびきが生み出した子供たち。
そして、みんなの顔。
綺麗なまま浄化され、ちゃんと僕の中で消化されていた。
電車の中で、はにかんじゃったよ。
コロナの前まであんなに場所を取りあってた路上ミュージシャン達もいなくなり、「路上での演奏禁止」の看板すらも街から消えた。
音楽は生から配信に変わり、僕たちの時代よりチャンスが広がったけど、失われた何か。
僕もいつの間にか音楽を聴かなくなった。
触れあって、聴いてもらって、成長してきた曲たちは、これからスマホの中で育っていくんだろうかな。
時代は変わった。
そりゃ、歳を取るわけだ。
だって、ひびきも20歳。
休止しますも、解散も言わずに音楽を奏でなくなってごめんなさい。
昔ね、「ひびきはいつまで続けてくれるんですか?」って聞かれたことがあってね。
僕は「一人でも聞いてくれる人がいる限りだよ。」
なんて言ってた。
約束を守れずごめんなさい。
ずっと、言いたかったけど、言えずにいました。
待っていてくれた皆様に改めて。
ごめんなさい。
ありがとう。
でも、作った曲たちは永遠です。
一小節、一小節ずつ、死ぬほどの愛と沢山の情熱を吹き込んで作りました。
それだけは約束します。
だから、、、変わらぬ愛でこれからも成長させて下さい。
20年かぁ。
僕らの音楽があなたの心に響きます様に。