今日はたくさん写真を使っての説明。

畳替えには
1.新畳(全てが新品の畳)
1.表替え(表面の畳表と縁を新品にする。土台(畳床)は既存のものを使う)
1.裏返し(既存の畳表の裏側を表面にする。縁は新品、畳床は既存のものを使う)

以上の3種類があります。

今日のお客さんはその中の「裏返し」です。

裏返しというと、今使ってる畳をひっくり返して裏側をだすことだと思っている人が結構いますね。

「な~んだ、そういうことか!畳をひっくり返すのになんでいちいち畳屋を呼ばなきゃいけないんだよ!と思ってた」という
お客さんもいました。

それは裏返しというよりか、どちらかというと畳返しという忍者の技…

ちなみに畳の裏側はこんな感じです。


建材床(けんざいどこ)


わら床(わらどこ)


畳表はくっついていません。




まず縫い付けてある糸をばらします。




そして畳表の裏側になっていた面を
今度は表面にして縫い付けます。

右側が今まで裏側になってた面です。

全然違いますね!




写真の撮りかたがイマイチですが
実際はもっとキレイでした。

今日のお客さんは前回の表替えから
4年目での裏返しでした。

比較的早い段階での裏返しなので
裏側もまだまだ青みが残っていて
凄くキレイになりました。

使用中の畳表が擦りきれていたりして
裏返しをしたくても出来ない場合もありますので、あまり年数が経ってしまう前、
5年くらい経ったけどまだ早いかな~…と思うくらいの方が裏返しはキレイになります。