畳屋ってどんなイメージなんでしょう?

自分が思うには、おじいさんが薄暗い
作業場で黙々と畳を縫っている…

そんなふうに思ってる人がいまだに
多いんじゃないかな?と勝手に
想像しています。

実際よく聞かれます。
かたひじをクイクイっとするポーズで
「今でもこうやって縫うの?」
「山田太郎のお父さんみたいに縫うの?」

今では畳屋も機械化が進んでいて
かなりの作業工程で機械を使います。

もちろん手作業でしかできないことも
ありますから全てが機械化とはいきません。

機械の操作も、機械しか動かせない人と
手作業のできる人が機械を使うのとでは
畳の出来栄えや見るところ、操作の仕方
いろんなところで違いが出てきます。

機械で畳を作ると手で縫うよりも
当然早い時間で畳が出来上がります。

以前、お客様が想像していたよりも
短時間で畳が出来上がり、
ちょいちょいとやって持ってきたんでしょ!と怒られたこともありました…

当然ちょいちょいなんてことはなく
ちゃんと凸凹も隙間もなくなったのですが
そのお客様は畳を機械で縫うことが気に入らない!畳は手で縫うものだ!と
言っていました…。

説明不足だったのですが、難しいです。

今では洗濯板で洗濯する人よりも
洗濯機を使う人がほとんどだし、
掃除だって箒を使う人よりも
ほとんどの人が掃除機で掃除をします。

身体の負担が減るというのも
もちろんありますが、
機械化によって何日も畳を借りっぱなしに
しなくてよくなり、即日納品出来るようにもなりました。

やっぱり手作業、機械どちらかよりも
両方上手にできる・扱える畳屋でありたいと思います。