昨日は集団的自衛権に関する解釈改憲に反対する首相官邸前抗議行動に参加しました。 | Hibikillaオフィシャルブログ「ソコが丸見えの底なし沼」Powered by Ameba

昨日は集団的自衛権に関する解釈改憲に反対する首相官邸前抗議行動に参加しました。

昨日は集団的自衛権に関する解釈改憲に反対する首相官邸前抗議行動に参加しました。
http://www.huffingtonpost.jp/2014/06/30/jieiken-demo_n_5543404.html

安倍政権が今日にも憲法解釈を変えて集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行うようですが、これは17世紀以降人類が血を流して確立した立憲主義の否定であり、強く反対しなければいけないと考えたからです。

立憲主義という言葉をちょっと補足します。現代の政治は絶対王政の否定から始まっており(映画『レ・ミゼラブル』とかご覧になった方も多いでしょう)、そのため世界中のどの国も憲法の下に権力を制限する体制を作っています。イギリスやオランダやタイのように王様がいる国でも王様が最高権力を持つわけではありません。権力は王様ではなく選挙によって選ばれた政治家に信託されているのであり、その政治家も選挙による信任がないとなれないわけなので、結局は国民が最高権力を持っているという形です(主権在民)。そういえば安倍総理は今年2月に「私が最高権力者だ」という発言をしておおいにバッシングを受けていましたが、その後もこうした政治の基本原則を学んでいないようですね。


ちなみに政治の話というとよく右翼・左翼、保守・革新の思想の違いで論争になったりするのですが、こと立憲主義に関しては右翼も左翼も関係ありません。なぜなら両派共に立憲主義に立脚しているからです。保守思想の元祖といわれるエドマンド・バークも法の支配を重視した立憲主義者ですし、左翼思想の祖であるフランス共和派ももちろん立憲主義です。

安倍総理と同じ自民党の河野太郎議員もブログでこう記しています。
「憲法そのものはなにも改正されていないのに、一九四六年の吉田茂首相の憲法九条の解釈と今の憲法九条の解釈は全く異なっています。これでは何のために憲法を制定したのかわかりません。憲法は、誰が読んでもわかりやすく解釈されるべきですし、万が一、憲法の解釈を変えるならば、解釈を変えるのではなく憲法そのものを変えるべきです」http://www.taro.org/policy/kenpo9jyo.php

これが正論です。

安倍内閣による解釈改憲には憲法を守れという護憲派だけでなく、改憲派も反対しなければおかしいと私は思います。

というわけで、本日も首相官邸前をはじめ各地でデモがあるようですから、このブログの読者の皆様も一度参加されてみてはいかがでしょうか。
http://www57.atwiki.jp/demoinfo/m/pages/1.html?guid=on#id_04028a20

最後にガンジーの名言で結びに代えさせていただきます。
「あなたのおこなう行動が、ほとんど無意味だとしても、
それでもあなたは、それをやらなければなりません。
それは世界を変えるためにではなく、
あなたが世界によって変えられないようにするためにです」