デモ企画中間報告。そして明日は土浦 | Hibikillaオフィシャルブログ「ソコが丸見えの底なし沼」Powered by Ameba

デモ企画中間報告。そして明日は土浦

どうもですどうもです。

まずは、こちらの企画についてのご報告から。

送られてきたデモ曲に関してはもちろん全て聞かせてもらいました。多くの光る曲と才能がありました。参加していただいた皆さん本当にありがとうございます。ただ、それが即リリース可能かどうかってのはまた別の話です。それに曲に対する自分の感想を言うと余計なお世話になる、またはオーバーコーチングになる場合もあると思ったので個別の感想等は希望者にしか伝えていません。

では、多くの素晴らしい曲があったにも拘らずそれらを即リリースはできないと判断した理由を誤解を恐れずにザックリと説明します。

まずリリックの面から言いますと、今回は時節柄、東電や政府への批判や放射能汚染などを歌った曲も多かったのですが、そらが只の悪口、あるいは只の床屋政談になってるものばかりが耳につき少々残念でした。さらに、実際に被害者もご遺族も多くいらっしゃる震災・原発災害をネタにする自らや、Deejayという芸が内包する業の深さへの自覚もちょっと足りないのが多かったかなと思います。

例えば斉藤和義さんの名曲「ずっと嘘だったんだぜ」を思い出してください。あの曲は単なる東電・政府批判ソングだったでしょうか?「ずっと嘘だったんだぜ」という歌詞からは、只の批判じゃなく「そんな嘘に気付くことが出来なかった自分への嘆き」を俺は感じます。さらにそれが物議を生んで、実際一時は世間に叩かれた訳ですよ。そうしてリスナーの感情を揺さぶり、また彼自身の覚悟を感じさせるからこそ単なる文句ではなくアートとして成立してるということは非常に大事な示唆です。

それにタイミングもあります。仮に今すぐレコーディング出来てもそこからミックス、マスタリング、ジャケット撮影、アー写撮影くらいの手順は当然踏みますから、リリースされるのは半年後とかもあるわけですね。単なる時事ネタでは鮮度が落ちますので、半年後でも一年後でも色あせないメッセージを込める必要があります。

というわけで、応募者の皆様には時事ネタや批判ネタはとても難しいんだと、「定番のバビロンチューン」みたいな感覚で作っていては到底お話にならないということを念頭に、次に繋げていただければと思いました。


そして音楽的に言うと…長くなってきたのでこれは次回に持ち越します。


でも、たった一曲だけ凄い曲がありましたので、今日はこれからその曲のレコーディングに行ってきます!

ちなみに、デモは随時受け付けてますので、なんかできたら送ってください。ただし、音源のフォーマット形式は必ずMP3でお願いします。


そんでもって明日はこれです!茨城の方、常磐線沿線の方は是非ご来場下さい。
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12月2日(金)
CANDY GRABBER × FREEDOM_BLUES Tour
@土浦 Club Siki

住所:茨城県土浦市川口1-11-5(3F)
料金:¥2000w1D
TEL:043-224-5666 ‎
OPEN:23:00 - ‎
Guest Artist
HIBIKILLA / Bambu / 心G
Sound
Dandimite / Moopee I / Run Up Star with Sound System
Dee Jay
Take-Roll / Chanco Melody / Hayajin / Dachi
Early
Soul Beat


今日の一曲は斉藤和義「ずっと嘘だったんだぜ」