ドラムマシン使い | Hibikillaオフィシャルブログ「ソコが丸見えの底なし沼」Powered by Ameba

ドラムマシン使い

今日は音楽ネタです。1984年から1985年ごろにレゲエが一気にデジタル化した時代のことをコンピューター革命とかいうという話はちょっと有名なわけですが、

Horace Ferguson - Sensi Addict


WAYNE SMITH - UNDER MI SLENG TENG


一番最初にレゲエにドラムマシンを取り入れたのは誰だか知ってますか?






答え:ボブ・マーリー

1974年のアルバム『Natty Dread』では以下の二曲にドラムマシンを使っています。調べてみたけど機種名まではわからなかったので、知ってる方はコメント下さると嬉しいです。

Bob Marley & The Wailers - No Woman No Cry (Studio Version)


Bob Marley and The Wailers - So Jah Seh


どうですか?2010年の耳で聞くとチップチューンみたいで逆にかっこよく聞こえませんか?

マックス・ロメオも1976年の『War Inna Babylon』に収録された「Tan and See」でたぶんボブ・マーリーが使用したものと同じモデルのドラムマシンを使用しています。

Max Romeo - Tan And See


二人に共通するのは、プロデューサーがリー・ペリーで、レーベルがアイランドという点ですな。ということは、このドラムマシンを買ってきたのはペリーかクリス・ブラックウェルのどっちかだと思います。自分の予想では当時ロック勢との交流が盛んだったブラックウェルが買ってきたんじゃないかと。

訂正:…とおもっていたのですが、ドラムマシンを買ってきたのはどうやらアストン・ファミリーマン・バレットのようです。西新宿のバカ店主さん、情報ありがとうございます!

The Upsetters - Chim Cherie


こんな風に昔から最新テクノロジーをとり入れるのがレゲエの雑食性の魅力なので、オートチューン位でガタガタ言ってる奴はにわかファンだと思われても仕方ないぜ…。ただ、そろそろ普通のオートチューン使いは食傷気味なのもまた事実。リスナーの皆様におかれましてはある機材を使うのがいいか悪いかじゃなくて、使い方がフレッシュかそうじゃないかでジャッジしていただきたく思います。ということで今日は一部マニアから好評の意外とためになるレゲエ知識の話でした。

あとオフィシャルサイトのスケジュールを更新しておきましたのでこちらもチェックしてください。Jahまた今度!