アナライズその2…この世はニコニコパワーで出来ている。 | Hibikillaオフィシャルブログ「ソコが丸見えの底なし沼」Powered by Ameba

アナライズその2…この世はニコニコパワーで出来ている。

この前分析したMansion Riddimは


これ系ラヴァーズロックに


これ系R&Bをブレンドしたような感じと思ったんだけど、


littlesozeさんの指摘により、ギターのリフとコード進行はこの曲が元になっているということが判明しました。


このように、「2曲、または3曲から美味しいところを持ってきて、1曲に作り直す」という手法は2003年くらいから世界中の音楽業界の主流といってもいいと思います。

これまた先に紹介した菊地成孔氏も指摘していたことなんですが、それをパクリとか剽窃とか盗作というのは簡単だけど、例えばレゲエにおいてシングルのB面でU-Royが歌いだした瞬間に、ヒップホップにおいてはGrandmaster Flashが2台のターンテーブルを使い出した瞬間に、それぞれ爆発的な発展が起きたように、こういうのは隠れたイノベーションの一つだと思います。

実は、わが国のポピュラー音楽業界でこれがうまいのはOrange Rangeです。有名な話かもしれないけど、

ロコローションは、


Shampoo - Troubleと、


Kylie Minogue - The Loco-Motionと、


Bon Jovi - Bad Medicineが美味しいとこ取りされているのですな。


自分もこういう手法はよくやっていて、50年代のR&Bに70年代のルーツと90年代のヒップホップを混ぜてたりしてますが、まだ誰にも気づかれたことがありません…。

ネタをみつけられるかな?