何かに依存して生きることは
なんだか悪いことのような
イメージがあるけど、
僕はそうは思いません。
それどころか、
人は何かに依存しながらしか
生きることはできない
とすら思っています。
これは、宗教を日常に
意識しているような
カルチャーにとっては
当たり前のことかもしれません。
「宗教」は、英語でいうと
「religion」、
すなわち
「たよっているもの」。
イスラム教徒とか
キリスト教徒とかの人達は、
もう前提として、
自分ではない何かに
依存しながら生きる、
ということを
自分の心にセットして
生きているのです。
「依存」というと
恋愛もそうですが、
恋愛において相手に熱中したり、
失恋で大きく落ち込んだりすること
自体は問題ありません。
恋愛は、生物学的にも
必要な行為なので、
一般的なレベルの感情の起伏は
許容範囲と考えられます。
「依存」は本来、
生命維持に必要なプロセスなのです。
しかし、それがエスカレートして、
自分でコントロールできない状況、
社会的・人間関係的なトラブルに
つながるようなら問題です。
過熱すると、不倫を繰り返したり、
ストーカーになったりする
ケースもあるからです。
アルコール依存や薬物依存、
ギャンブル依存やセックス依存など、
人間はさまざまなものに
「依存」するケースがあります。
さらに最近は、
ネット依存やスマホ依存など、
昔はあまり聞かれなかったものも
多いです。
過度に何かに
頼ってしまう「依存」は、
生活や健康に支障が出ると
大きな問題になります。
そうならない為には、
過剰な依存状態を少しでも
自覚することが大切なのです。
"過剰な依存"は
周りに迷惑をかけるし、
不幸に堕ちていくだけ
なのです。
「自立」とは、
依存先を分散させることである。
「依存先」を分散させることで、
適当な感じに分散しながら
ほかの何かに依存して
生きていくのが「楽な生き方」
なのではないだろうか。
と、僕は思っています。
だって、
人は自分の外にある何かに
何かしらすがってではないと
生きてはいけない生き物なのだから。
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