宝物になる時間

 

ラージャーの話題が続きます

食欲が戻る兆しが見えないラージャー

そしてそのことに動揺する自分の感情にも

どう向き合えば良いのかと思っていました

 

ライオン舎の前には

開園から閉園までずっとラージャーを見守る人も

ラージャー前はひとりではないのです

 

2024.6.13 夕方

 

旭山動物園園長の本を読みながら

昨日は眠りましたおねがい

 

 

 

 

 

    

命は、生まれた瞬間から

死ぬ瞬間まであります。

命というのは目に見えるものではないから、

命の入れ物を見るしかありません。

命が去った入れ物は腐っていきます。

命があるかないかは、生きている

入れ物でしか見られないのです。

出ていった命がどこへ行くかは

誰にもわかりません。

 

命は目に見えるものではない

すごく衝撃でした。

目に見えている、そう思い込んでいた自分に

はっとさせられました。

 

 

2024.6.13 夕方

 

立ち上がれるだろうか?

という不安で見ているお客様と対照的に

ラージャーの瞳は美しく

ハート型の鼻も芸術的で

まあるい耳はチャーミングで

ラージャーの咆哮は力強く

 

この絶滅危惧種である動物が

この街にいる幸せを深く感じます。

心配しながら、泣けてきながら

その美しさに毎回驚かされる

宝物のような時間を今、過ごしています

 

閉園を知らせるアナウンス時間

アナウンスが聞こえなくなるほど

ラージャーの声が轟くのが定番となっています

いつものその声を聞いて帰りたいと

多くの方がその時間を待ちます

 

2024.6.13 閉園時間

 

ヒトである私には

アナウンスに呼応して

ラージャーがみんなへ今日もありがとうを

伝えてくれている

そんな風に聞こえてなりません

 

ありがとう ラージャー

 

 

---

幸せや喜びは感じるけれど

「感謝」という感情は動物にあるのか?

 

という話題に興味を持ち

いろんな「感謝」を集めてみような100日間(または100回)

ブログに挑戦中です飛び出すハート

 

朝のあいさつはこちらで