そもそも「ITパスポート」って何?という方も多いと思いますキョロキョロ


ITパスポート試験はパソコンスキルを測る試験ではありませんあせる


前回も書きましたが、最近DXをはじめ世の中のデジタル化が急速に進んでいますびっくり


社内はもちろんのこと、取引先や顧客と的確なコミュニケーションをとるためには、ITに関する基礎的な知識が必要不可欠となってきています。


そんな基礎的な知識を学べるのがITパスポート試験です。


政府はデジタル化への啓発やITリテラシー教育の推進をすすめています。

その影響なのか、ITパスポート試験合格者への報奨金制度を導入する会社も増えているようです。

(私の勤務する会社も同じです)


試験内容は以下の3つの分野について出題されます。


・テクノロジ系45問程度…IT技術に関する考え方など

・ストラテジ系35問程度…経営全般に関する考え方など
・マネジメント系20問程度…IT管理に関する考え方など


概要はこちらをご参考いただきたいのですが、

ITパスポート



それぞれもう少し私の視点から説明しますねウインク

テクノロジ系(IT技術)

私が学びたかったIT関係の基本的な知識はテクノロジ系(IT技術)の分野で学びます。

主要なものを以下にものすごく簡単に箇条書きにしてみました。

(全て網羅しているわけではありませんアセアセ 他にも色々あります汗うさぎ)


・コンピュータの世界で使われる計算式(2進数、基数等)

・そもそも「システム」とは何か?

・シンプレックスシステム、デュプレックスシステム、デュアルシステム

・RAID

・NAS

・論理演算

・データの単位(テラ、ギガ、メガ、キロ、ミリ、マイクロ、ナノ、ピコ)

・コンピュータ言語

・プログラミング基礎知識

・記録装置(主記憶装置、補助記憶装置、キャッシュメモリ)

・メモリの種類

・OSとは?

・ファイルとディレクトリ

・パスによるファイルの指定

・データベース

・ネットワーク(LANやWAN)

・通信プロトコル

・ネットワーク機器(ルーター、デフォルトゲートウェイ、)

・インターネットの仕組み(IPアドレス、ポート番号とMACアドレス)

・情報セキュリティ(クラッキング、フィッシング、ボット、ランサムウェア、トロイの木馬、RAT、DoS攻撃、クロスサイトスクリプティング)

・暗号技術(共通鍵暗号方式、公開鍵を暗号方式)

・デジタル署名

・バックアップ


上記全部をスラスラと説明できる方は、このITパスポート試験を勉強する意味はないかもしれませんキョロキョロ

私は恥ずかしながら、説明できないものがほとんどでした滝汗

なんとなく、、わかるかも、、驚きという方も確認のために勉強するのも良いかもしれませんOK



ストラテジ系(経営)

経営戦略の立て方、分析方法などを勉強します。

この勉強はこれから起業したい人にも参考になると思いましたキラキラ

会社に利益をもたらす考え方を身に着けることになるので、会社に所属している人にも役立ちそうです。会社が受験を推奨するのも分かりますうーん

大学の経営学部等で学んだことのある人はすでにこういう知識があるのかもしれませんが、私は今までそういう勉強をしたこともなかったし、興味もなかったので、こんな機会でもなければ勉強していなかったでしょう真顔

ですので、とてもいい機会になりました。アップ


ストラテジ系の中では以下4つの項目が面白かったですほっこり


・SWOT分析

自社の内部環境と外部環境を、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)として洗い出し、分析する手法


・イノベーションを起こす3つの関門

1、魔の川: 製品化ができないという関門

2、死の谷: 事業化できないという関門

3、ダーウィンの海: 競争に勝てないという関門



・4P

マーケティングの目標を達成する際に用いる4つの手段のこと。

Product(製品)

Price(価格)

Place(流通)

Promotion(販売促進)

4Pとは?



・コトラーの競争戦略

市場シェアの大きさによって企業を

リーダ、チャレンジャ、フォロワ、ニッチャの4つに分類する理論のこと。

各分類ごとに取るべき戦略が示されている。



マネジメント系(IT管理)

「システムの開発技術」や「プロジェクトのマネジメント方法」に関することを学びます。


自分がシステム開発する場面を想像しながら勉強するのが良いらしいですが、まさに私の勤務する会社はシステム開発中びっくりマークPC


システム開発チームの会話が聞こえてくるんですが、時々勉強した言葉が出てきて嬉しかったです照れ


例えば、

「明日RFPを送るから、、」とか聞こえてくると「あ!今その段階なのね目」とか思ったり。

右矢印RFPとはRequest For Proposalの略で、提案依頼書のことをいいます。発注側企業が発注される側の会社に対して、システム導入のための最適な提案を依頼するための書類のことです。


こんなの覚えて何になるの??とも思いますが、今後もし転職したり、万が一起業したりして、新規でシステムを作る‼ということになった時、どのようにシステム会社に依頼して話を進めていけばいいのか、流れがわかるようになります。


また、ITプロジェクトをすすめる方法は、ITに限らず他のプロジェクトにも応用できると思います。

(企画→要件定義→開発→運用→保守)


物事を順序たててすすめるのが苦手な私にはとても勉強になりましたチュー



まとめ

ストラテジ系(経営)とマネジメント系(IT管理)に関するところは私の勉強したかった目的(ITに強くなりたい)とはズレてる気がして、最初「え?これってITに関係ある?凝視」と思いましたが、勉強してみると面白かったです照れ


最近は社内が業務により製造部門、営業部門、経理部門、技術部門などに分かれていても、相互の業務を連携して進めていくケースが多くなり、幅広い知識が必要だと感じています。

幅広い知識が必要だし、知識があると自分の戦力にもなります。


定年をただただ静かに迎えたい、、という気持ちもありますが、目まぐるしく変わるこの時代、油断できません‼悲しい


こうした変化に対応していくためにもテクノロジー(IT知識)だけでなく、ストラテジー(経営)、マネジメント(管理)の3分野の知識をバランスよく学習できるITパスポートは自身をデジタル化(?)できる最高のツールだと思いました合格


次回は勉強方法について説明します鉛筆