ここ数年はとにかく濃い出来事ばかり。

だけど治療入ってからの2年は、
また違う濃さ、密度だなあ。


その2年のサイクルで感じ得た
空気感や思いを
自分の代わりに
代弁してくれている詩の数々。

誰かの思いと
重なる自分の思い。

それが詩という形で言語化されて、
今度は声と、音楽で新たな命が
そこに吹き込まれる。




「おとなの朗読会オトトコトノハ〜いのち」
本番まであと1日!!



さあ今回は、どんな彩りになるだろう。

始まりは2年前、とあるカフェで。
ある予定の時刻まで過ごそうと、気になっていたカフェに入ってほどなく「博美さん!?」と声をかけられた。

それが萌さん。

ご挨拶程度であとはSNS上で繋がりがあった、という彼女と再会という名の、ほぼ初めまして。

だけど妙に会話が弾み、
何か一緒にやりたいねー!
との話に。


こーんな美味しいフォカッチャサンドのあるお店。




後日、これまたたまたま
仕事場で「小さなイベント屋さん」の真紀さんとバッタリ。萌さんとも知り合いの真紀さんに先日の話をしたら、


「いーねー!やろうよ!そうだなあ、洗心庵で緑の綺麗な時期に、庭の緑をバックにとか素敵じゃない?」

「わあ〜っ!緑が綺麗な時期。1番好きな季節!いいですね〜。」
 

と、
あれよあれよと
スムーズに決まってしまった。


それはとても嬉しいこと。

その頃から一度朗読会というものをしてみたいと考えていたけど、いかんせん「自分ごと」になるとビビりな私は、「やってみたい」と口に出して言ったとしても、きっと1人では動けなかったんじゃないかな。

そこからは、
本当にあれよあれよと 笑

2年前のチラシ。

もはや別人のような私爆笑






練習風景。



私の朗読と萌さんの即興演奏。

朗読会だけでも初めてなのに、

その場が即興演奏との

コラボってハードル高くね!?


と思いもしたけど

いや、やれるでしょ


とワクワクしかなかった。



詩の朗読だけでも、自分なりにその言葉達への世界観てあるわけ。そこに演奏が入る。しかもその演奏は譜面がない。


相手がいて、相手がその詩にどんな世界観を持つか、だけでなく、こちらの朗読でそこに別のカラーが加わったものを更にどんな感性と反射でキャッチしてその時の音で出してくるか。



言葉の「音」と

演奏の「音」と


朗読はしていても


そういう、

ある意味では非言語のキャッチボールが初めてなのに、練習の時から成り立っちゃうのがめーーっちゃ面白くて!!




萌さん、すすすゲェーーーッ!!

て思った。
だから、練習が練習にならない。
毎回本番だね!


そうして迎えた2022年、6月25日。

「おとなの朗読会オトトコトノハ」本番。



最初は、唯一入れた長文の朗読。
谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」より。





カーテン開ければこの緑





合間合間にトークも挟みます。




今見てもいい雰囲気。



この時既に、結構体はキツくて右上部や腕のリンパ腫れてきてて痛みも出てきてた。

だけど、
言葉の力ってすごい。
そして声に出すことは、
その言葉の力を増幅させる。
(だからこその〝言霊〟なんだね。)

その言葉を思い、
本当に心から声に出し
紡いでいくと、
会場のお客さんにもちゃあんと伝わるんだよ。

そして受け取ってくれた人との循環が起こる。
その循環で1番力をもらったのは
他でもない自分だったと思うんだ。


アンコール後、皆様にお礼を。






前回も今回も、
朗読といっても
物語を読むのではなく、

伝えたいのは

「生きる輝きを持った言葉たち」


姉の突然死、もう1人の姉を通して学んだこと。
更には2020年には癌が分かっていて経過も自分で見ているから、やりたい事は他人の目や大小関係なく、なるべくやれる事はやろう、と、たぶん自分で考えている以上に必死だったんじゃないかな。

現にそういう意識だったからか、癌になってからのが思いもかけない形でとか、結構叶えられていたかも。(もしかしたら何から生き急ぐような部分あったかも、と振り返る。)


そんな風に、

見ないように、見せないようにしている心の奥底を透かすようでドキッとさせつつも、

自分を緩ませたり、奮い立たせたり、ありがたくて人にたくさんの感謝が湧いてくるような言葉。

ほんのりと死生観を感じさせるような言葉。

前回もそういう詩を
色々チョイスしてたけど、
2人には病気のこと
ちゃんと話してなかったから。


今回は2年の間の互いの環境の変化を経て、
テーマをそのものズバリの

「いのち」

にしました。




今回の会場

東の杜 交流館ホール




笑顔になる喜びも、

誰かを失う不安や悲しみも

不甲斐ない自分への怒りや焦りも

その全ての揺らぎが「いのち」


生きているということ。


そういう自分をまるごと抱きしめて

そういうあなたをまるごと抱きしめます。


当日会場で、待ってるねーおねがい



東の杜近くにいる大ケヤキにも

会っていってねー飛び出すハート





おとなの朗読会

オトトコトノハ

「いのち」をテーマに
朗読と音楽を楽しむオトナ時間




(開催日)

2024年5月25日(土)


(時間)

開場14時/ 開演14時半


(会場)

東の杜 交流館ホール

(料金)

一般2800円

学生1000円


(問い合わせ)

小さなイベント屋さん

090ー8783ー0621


お支払いは当日、

現金払いでお願いします。


ですが会がスムーズに運営できますように事前に予約フォームからご予約いただければ幸いです。



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